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京成立石もつ焼きラン

2016.02.23

《公益財団人ラグビーワールドカップ2019組織委員会・上村哲也さんのラン旅ブログvol.10》

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昭和の賑わいを伝える立石仲見世商店街

ラン旅は非日常の目的地を決めて走ること。目的地選びが肝になります。そこで、僕の場合は一度行ってみたいお店を設定することが多いです。今回は「東の宇ち多゛(以下、ウチダ)、西の埼玉屋」と呼ばれる東京のもつ焼きの名店、ウチダをゴールに走りました。渋谷から出発し北東の方角にある京成立石にウチダはあります。

渋谷

表参道

皇居

東京

浅草

を走り、隅田川と荒川を越えると、京成押上線の京成立石駅があります。渋谷から約22キロ。ハーフマラソンくらいの距離で食べることを目的地にするには丁度良い距離です。

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京成立石駅

そして、ウチダ。京成立石駅から徒歩1分、商店街の中にありますが、開店2時間前から大行列。1巡目で入ることができるかどうかギリギリのところです。行列に並びながら携帯電話を開いて予習をします。ここウチダは方程式をマスターしていないと、もつ焼きの注文ができないのです。ポータルサイトで「ウチダ 京成立石」で検索すると常連さんによる幾つかの指南書が出てきますのでそれを予習します。

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京成立石屈指の行列店、ウチダ 

もつ焼きの部位×焼き方×味付け×オプション
これが方程式。100種類以上の頼み方があるのに、壁には「もつ焼き」と書いているだけ。肉の部位も一切記述はなく参考書を暗記するか、他のお客さんのオーダーを耳をダンボにして吸収するかどちらかしかありません。

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開店2時間前から大行列

開店すると中は意外に大きく、相席で詰めていくので運良く1巡目に入ることができました。しかしこれが選択ミス。開店と同時に入るというのは屈強な常連さんと同じ組で回るようなもの。オーダーを聞きに回ってくるようなシステムでなく、それこそ怒号のように戦場のような厨房に絶叫しないと何も頼めません。最初の10分は常連さん達の矢継ぎ早なオーダーの波にのまれて身動きすらできず。次の10分にか細い声でオーダーするもスルー。ようやくビールにありつき、酔いが回ってきた20分目頃から四面楚歌、背水の陣で厨房に叫ぶことができるようになります。行列の時に暗記した呪文を唱えます。

「カシラワカヤキスヤキオス」

カシラという部位×少しだけ焼いて(若焼き)×タレや味噌とかは付けないで(素焼き)×オプションのお酢をかけてください。このジャーゴンが上の一語に詰まっています。他のオーダーも大体こんな感じ。

しかしオーダーが通ったからと言って安心してはいけません。配膳される時に厨房からオーダーが読み上げられるのでここで手を挙げて主張しないと自分のテーブルには届きません。そうして届いたもつ焼きは絶品。調子も上がってきて名物の焼酎の梅割りと共に皿が進みます。お会計も明朗。飲んだ杯数を覚えておけば後は回転寿司のようにお皿の数で計算。大いに飲んで食べても2000円前後。プレッシャーはありますが一度中に入ってオーダーさえ通すことができれば大変居心地が良いです。

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絶品のもつ焼き

そして京成立石の良いところはウチダ以外にも尖っているところがキラ星のごとく。エッジの効いた飲食店が軒を連ねています。次に行列が長い栄寿司も立ち食いでつまむことができます。ウチダとセットで訪れるお客さんも多く、行列の顔触れがほとんど同じです。

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週末はこちらも大行列の栄寿司

 他にも中華、鳥焼き、おでん等有名店は多いですが、今回はこの2店で大満足。また次回も走って来たいと思います。

 

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《プロフィール》

上村哲也 うえむら・てつや

公益財団法人ラグビーワールドカップ2019組織委員会マーケティング・コミュニケーション担当

ドイツ生まれ、オーストラリア育ち。マーケティングプロデューサーとして日本テレビ宣伝部、ニュージーランド航空、小田急電鉄等に勤務した後、現職。
箱根駅伝復路109.9キロを一人で走り繋ぐ「ひとり箱根駅伝」、JR山手線一周ランニング「ヤマソン」、海からの富士山頂登山「シートゥーサミット」、旧東海道を東京・日本橋から京都・三条大橋まで492キロを走る「街道ラン」等の「ラン旅」を主宰している。フルマラソンには出場せず気の向くままに“スポイル・ランナー”としてラーメン屋や居酒屋、所用先、仕事先を目的地にして走り続けている。2014年日本山岳耐久レース(通称ハセツネ)を20時間57分36秒で完走。

 

Tetsuya Uemura 

Rugby World Cup 2019 Organising Committee

Marketing Producer in Sports and Entertainment field. Prior to joining Rugby World Cup 2019 Organising Committee, held sports PR producer with Nippon Television, Air New Zealand and railway industry. Spending most of spare time for self-planned running trip. 492km run from Tokyo and Kyoto along Ancient-Tokaido was one of the best trip ever experienced. The toughest one so far was Sea to Summit to climb up Mt. Fuji from sea level reaching to the summit within 24 hours.

 

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