ラン旅 in 旧東海道五十七次 550キロを走りぬく④横浜~戸塚

2016.04.01

《公益財団人ラグビーワールドカップ2019組織委員会・上村哲也さんのラン旅ブログvol.11》

横浜駅が見渡せる陸橋を越えると脇道へと入る。緩やかな上り坂、その途中に重厚な存在感のある一軒の家屋があり看板には「田中家」と記されています。料亭の田中家は前身のさくらやとして1863年創業。伊藤博文、西郷隆盛、ハリス、夏目漱石等が常連で、勝海舟の紹介で坂本竜馬の妻、おりょうが竜馬の死後に働いていた場所でもあります。

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料亭田中家
http://www.tanakaya1863.co.jp/

横浜駅の南側を西に向かって旧東海道は進みます。現れるのが「ハマのアメ横」こと洪福寺松原商店街。特に魚や野菜が安くて美味しいことで知られバスツアーに組み込まれることもある商店街です。相鉄線の天王町駅に向かって活気溢れる店舗が軒を連ねます。昔ながらだけれどもエネルギーがあり、賑わいが伝わってくる不思議な商店街です。

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洪福寺松原商店街

そのまま走り続けると保土ヶ谷駅の前を過ぎ、箱根駅伝で有名な権太坂を上ります。坂を上り切ると境木地蔵があり、そこに昔の国境があります。武蔵国から相模国へと入ります。

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かつての国境

大通りから脇道に残る旧道を探して入ってまた大通りに戻ってを繰り返す区間です。東戸塚の住宅街に突如現れるのが一里塚。

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一里塚

一里塚はこの旧東海道の旅ランで何十と出会う。昔の旅人の目印です。一里、4キロ毎に小高く盛った土の上に木を植えて、江戸時代の往来の目印にしていました。東海道が京都までだと約500キロあるので125塚前後は当時あった筈ですが、場所の名前として残っていても現存しているものは数少ないです。ここはそんな数少ないひとつ。

横浜から13キロ地点で戸塚。この辺は箱根駅伝のコースもしくは並行している道が多いので聞きなれた場所の名前が多いです。2年前に他界されたラーメンの鬼、佐野実氏のラーメン屋「支那そばや本店」が駅前にあり、ここで腹ごしらえをして次を目指します。

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佐野実氏で有名になった支那そばや本店の外観

(つづく)

 

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《プロフィール》

上村哲也 うえむら・てつや

公益財団法人ラグビーワールドカップ2019組織委員会マーケティング・コミュニケーション担当

ドイツ生まれ、オーストラリア育ち。マーケティングプロデューサーとして日本テレビ宣伝部、ニュージーランド航空、小田急電鉄等に勤務した後、現職。
箱根駅伝復路109.9キロを一人で走り繋ぐ「ひとり箱根駅伝」、JR山手線一周ランニング「ヤマソン」、海からの富士山頂登山「シートゥーサミット」、旧東海道を東京・日本橋から京都・三条大橋まで492キロを走る「街道ラン」等の「ラン旅」を主宰している。フルマラソンには出場せず気の向くままに“スポイル・ランナー”としてラーメン屋や居酒屋、所用先、仕事先を目的地にして走り続けている。2014年日本山岳耐久レース(通称ハセツネ)を20時間57分36秒で完走。

 

Tetsuya Uemura 

Rugby World Cup 2019 Organising Committee

Marketing Producer in Sports and Entertainment field. Prior to joining Rugby World Cup 2019 Organising Committee, held sports PR producer with Nippon Television, Air New Zealand and railway industry. Spending most of spare time for self-planned running trip. 492km run from Tokyo and Kyoto along Ancient-Tokaido was one of the best trip ever experienced. The toughest one so far was Sea to Summit to climb up Mt. Fuji from sea level reaching to the summit within 24 hours.

 

《関連記事はこちら》

上村哲也さんのラン旅ブログvol.2「ひとり箱根駅伝Ver.復路」

上村哲也さんのラン旅ブログvol.1「ラン旅のすすめ」

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