公式キュレーター泉二啓太さんの最新情報 vol.10

2016.04.28

≪公式キュレーター泉二啓太さんの最新情報です≫

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現在、日本の絹の国内自給率は1%未満と言われており、

着物や帯に使われる生糸もほとんどはブラジル産や中国産です。

 

コスト以外で日本の絹が太刀打ちするには、やはりクオリテリィー。

 

その品質を高めるために、銀座もとじでは「一本の糸から」こだわった着物づくりをしています。

「プラチナボーイ」と名付けられた、雄の蚕が吐き出す糸のみを使ったものづくりも、

おかげさまで11年になります。

(卵を産まない雄の蚕が吐く糸は、細く、強く、光沢があることで知られています。)

 

このプラチナボーイを使って出来上がる一枚の着物には、数多くのストーリーがあります。

そのストーリーを知ってもらい、より価値のある、

想いのこもった自分だけの一枚をお届けしたいとの想いで

「体験型着物作り」のプロジェクトを立ち上げました。

 

その名も「プラチナボーイ物語」

 

実際に養蚕農家での養蚕体験、製糸場での製糸見学と座繰り体験。

白生地の織元での撚糸体験を通し、他では決して手に入れることのできない、

想いのこもった、自分だけの一枚をお作り頂くプロジェクトです。

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ご自身が各工程に関わることで、新たな「物語」が生まれ、語り継がれる。

そして、その話を聞いた子供たちが、養蚕農家や織屋に興味を持ち、

なりたい職業の1つとなれれば良いなと思っています。

 

そんな未来への懸け橋となる、

「プラチナボーイ物語」、来月5月に始動します。

 

 

 

 

≪プロフィール≫

泉二啓太 もとじ・けいた

銀座もとじ 店主 泉二弘明の長男。

高校卒業後、ロンドンの大学でファッションを学び、帰国。

2009年、「銀座もとじ」に入社、現在は、和織・和染の店長として接客を行っております。

銀座もとじ 二代目として、きもの文化を若い層にも広げようと、海外で学んだ経験を活かし商品開発なども手掛けております。