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公式キュレーター泉二啓太さんの最新情報 vol.15 「蚕が銀座にやってきた編」

2016.10.07

≪公式キュレーター泉二啓太さんの最新情報です≫

着物の生地に多く使われている絹は、蚕が生み出す天然の糸を原料としています。

先日、銀座の店舗にて、着物の原点に触れ親しんでいただくため「蚕飼育展」を開催いたしました。

蚕は毎日一生懸命桑の葉を食べて孵化し、糸を吐くまでに成長していきます。
一頭から吐き出される糸の長さは約1,200~1,500メートルにも及びます。

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今回、銀座のお店では着物一反を作るのに必要なオスだけの純国産蚕種「プラチナボーイ」約3,000頭を約2週間、店内で飼育し、繭ができるまでの様子を見ていただきました。

蚕が繭になってから、どうやって糸をとるのかを体験していただくために「座繰り」も行いました。

現在、国内自給率が1%にも満たない日本の絹ですが
かつて「養蚕」は日本の近代化を支えた重要なものでした。

今回は銀座で「蚕を飼育する」ということで、たくさんの方に蚕や養蚕文化に触れていただけ、大変嬉しく思いました。

 

 ≪プロフィール≫

泉二啓太 もとじ・けいた

銀座もとじ 店主 泉二弘明の長男。

高校卒業後、ロンドンの大学でファッションを学び、帰国。

2009年、「銀座もとじ」に入社、現在は、和織・和染の店長として接客を行っております。

銀座もとじ 二代目として、きもの文化を若い層にも広げようと、海外で学んだ経験を活かし商品開発なども手掛けております。

 

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