ブログ

古屋美枝さんの相撲ブログ vol.28

幕内優勝が決まってしまった九州場所千秋楽。まだまだ見どころはあります!

2016.11.27

《プレミアムジャパン公式相撲キュレーター古屋美枝さんの相撲ブログ vol.28》 

1年納めの九州場所も今日で千秋楽。
千秋楽を待たずに、昨日で横綱・鶴竜の3度目の優勝が決まりました。

昨日、もしも日馬富士が白鵬に勝っていたら、または日馬富士が負けても豪栄道が鶴竜に勝っていたら、優勝争いは千秋楽まで持ち越されたのですが…。
個人的にはちょっと残念です。
優勝が決まってしまった今、千秋楽の見どころは? というと…!

1.
遠藤が勝ち越すか!?
ここ数場所、ずっとケガに苦しめられてきた遠藤。
今場所は序盤から、照ノ富士、稀勢の里、琴奨菊の三大関相手に連勝したと思えば、6日目には白鵬にまで勝利。
体もよく動いているし、久しぶりに遠藤本来の相撲が見られる毎日は、幸せ過ぎました…。
ただ、終盤になって少し黒星が増え、14日目終了した時点で7勝7敗の五分。
そして千秋楽の相手は、絶好調の玉鷲!
勝って勝ち越せば、来場所はきっと三役に上がれるし、どうにかして勝ってほしいです。

rd500_1
2.
三賞候補が多過ぎる!
三賞というのは、千秋楽にその場所に活躍した力士に贈られる賞のこと。
殊勲賞、敢闘賞、技能賞があります。
今場所は平幕で活躍した力士が多く、三賞候補がいっぱい!
新入幕ながら初日からから10連勝した石浦。

rd500_2
そして、1横綱3大関を倒した玉鷲。

rd500_3
さらに、稀勢の里を倒し、14日目までに11勝をあげている、熊本県出身でご当地場所の正代。
すでに二桁勝利をあげている勢も可能性がありそう。

rd500_4
3.

十両の優勝争いがアツい!
そう、幕内の優勝はもう決まりましたが、
十両はまだなんです!
現在、3敗で佐藤、青狼、小柳(おやなぎ、と読みます)が並んでいます。
明日、佐藤と青狼は直接対決。
小柳は、7勝7敗で千秋楽に勝ち越しをかける千代皇との対戦。
小柳が勝てば優勝決定戦です。
ちなみに小柳は、スピード出世ゆえ、まだ髷も結えていないのですが、この人はたぶんあっという間に幕内上位まで駆け上がってくるはず!
今後、ますます注目です。

4.
稀勢の里の史上初、優勝無しでの年間最多勝おめでとう!
今場所も優勝を逃してしまった稀勢の里ですが、年間最多勝が決まりました。
優勝無しでの年間最多勝は、史上初だそう。
そんな稀勢の里の千秋楽の相手は、好調の宝富士。
当然、同じ大関の琴奨菊と当たるものと予想してたので、あれ?って感じですが、琴奨菊がすでに大幅に負け越してるからかもしれません。

rd500_5
余談になりますが、稀勢の里は今場所もまた恒例の、夢を見させてくれました。
10日目から、白鵬、鶴竜、日馬富士と三横綱相手に連勝!
さすがに思わず、「今度こそはきたか!?」と優勝の期待をしてしまいました…。
ところが翌日、平幕の栃ノ心にあっさり敗れ、安定の「稀勢の里ぶり」を発揮。
でも、ほぼ毎場所、二桁勝利をあげ優勝争いにしっかり絡んで、こんな大関いまだかつていないくらいの名大関なのは間違いないんです。
稀勢の里、ドキドキさせてくれてありがとう。でももう私、諦める…、と言いたいけど言えない自分がいます。
ということで、今年最後の本場所千秋楽、楽しんでください!

 

古屋美枝

相撲ウォッチャー・美容ライター。両親の影響で、幼少のころから東京場所のときは国技館で観戦。ナチュラルに相撲ファンとして育ち、現在も場所中は相撲を第一に生活。ほかライフワークはサーフィンと牡蠣の食べあるき。

 

Mie Furuya, Premium Japan’s Official Sumo Columnist

Mie Furuya has been an avid sumo-watcher since attending live sumo at the Kokugikan with her parents as a child. Brought up as a “natural sumo fan,” she continues to live her life around sumo during tournaments. Mie’s other passions include surfing and oyster bars. She also writes extensively on beauty care.
English translation/Chris Gould

KEY WORD

Area