絵じゃないんです、切り絵です。イラストレーター横山路漫の「切り絵」

2016.01.18

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切り絵というアート

紙を切り抜いて作品を作り上げる切り絵をご存じでしょうか。下絵に沿ってアートナイフで切り抜いていくのですが、細かな切り絵になるとよりいっそうの繊細さが要求されていきます。同じ切り絵でも作者によって、まるで異なる作風が表現されていきます。

中でも横山浪漫さんの切り絵は下絵の美しさはもとより、繊細な線が美しく、まるで絵筆で描いたかのようです。それでもやはりこれは、描かれた絵ではなく、切り絵なのです。

美術大学出身の横山浪漫さんはフリーのイラストレーターとして活躍し、鉛筆画や切り絵のモノクロームイラストレーションを手がけるようになりました。

 

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切り絵の魅力を伝えるために

ご自身の創作はもちろんのこと、大学でのイラストレーションクラスや、カルチャー教室の講師も勤めています。切り絵という一般の人の目にはあまり触れていなかったジャンルの芸術で、裾野を広げる活動を積極的に行っています。

カルチャー教室では、1日教室、3カ月コース、6カ月コースなどが用意されているため、自分のペースで切り絵を楽しんでいけます。1日で楽しむ時は、和紙やシール紙を使った基本的な切り絵を楽しみます。

3カ月コースになると横山さんが描いた女性の横顔をモチーフに、複雑な切り絵に挑戦でき、和紙で彩色をしていきます。6カ月コースでは3カ月の内容のあとに、いよいよオリジナルの題材に挑戦していきます。

このような教室を通して一般の方々に切り絵の魅力を伝え、趣味の世界を広げていく手助けをしています。たとえ不器用な方でも、丁寧に作業をすればきっとステキな切り絵が完成できるかもしれません。

 

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切り絵の世界を散策する

切り絵は一人でコツコツと仕上げていくので、丁寧に取りかかれば時間もかかっていきます。そんな一人一人の作業に横山さんはきちんと向き合い、せかすことなく作品にアドバイスをくださります。

横山浪漫さんご自身で描いたイラストレーションを元に細やかで柔らかく切り抜かれた切り絵は、見る者の目を釘付けにし、横山浪漫ワールドに誘ってくれます。髪の毛や表情の一つ一つが紙を切り抜いた断面で形作られているにもかかわらず、妖艶な人物像として一枚の絵となって完成し、私たちの前に現れます。

作成者の個性が醸し出される切り絵の世界を体験してみたい方は、京都や大阪でのカルチャー教室に参加してみてはいかがでしょうか。

 

■お問合せ
横山浪漫 切り絵
価格:横山路漫 切り絵作品 「薔薇の日」2万1600円(税込)など各種あり
電話:075-744-0243
http://ameblo.jp/romancefool/

 

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