カルチャー

「2015グッドデザインしずおか」 で技術賞を受賞した「三代目板金屋」

2016.02.16

re1
芸術を生み出した板金技術

皆さんは、「板金」と聞くとどのようなイメージを持つでしょう。金属加工は油臭い男性の世界、という固定概念が頭から離れない方も多いのではないでしょうか。

そのようなイメージの板金を、女性の視点で変えていったのが、静岡県の山崎製作所が設立したメタルインテリアブランド「三代目板金屋」です。

「三代目板金屋」は、山崎製作所が創業以来50年余りの歳月をかけて受け継いできた熟練の技と現代のデザインとを融合させることにより、金属素材の中に眠るクールな美しさを磨き上げ、メタルインテリアという新しい価値を築き上げました。そして、このブランドは「2015グッドデザインしずおか」で技術賞も受賞しました。

re2
伝統と融合した女性のしなやかさ

金属製品は「冷淡で生気を感じられない」と評されることがあります。しかし、「三代目板金屋」はその性質を逆手に取り、長所にしようと考えました。そして、金属だからこそのシンプルさ、しなやかな輝き、クールな美しさを表現しようという思いで「Modern metal 無機質」シリーズを生み出しました。

「Modern Metal 無機質」シリーズに関わるのはデザイナーもプログラマーもすべて女性です。金属の魅力を女性目線で世の中に伝えていくという力強いメッセージが伝わってきます。

「Modern Metal 無機質」シリーズは、ステンレス板がテーブル、ペンダントランプ、鉢カバーなどのインテリアに姿を変えています。滑らかに磨き上げられたステンレスと、見る者の眼を奪うフォルムは、女性だからこそ表現できた金属の美しさを感じられるものとなっています。

re3
未来へ繋げようという思い

「三代目板金屋」というブランド名には、未来に続く新しい板金技術を育んでいこうという強い思いが込められています。

高い技術力があるからこそ、斬新なデザインへの挑戦が可能となり、考え抜かれたコンセプトがあるからこそ、常識にとらわれないでいられるのです。また、板金技術の中に和のテイストを取り込んだデザインは、クールな金属の新たな一面を発見することに繋がりました。柔らかな曲線や格子状の模様は実に新鮮で、金属は柔和なものだと教えてくれます。

新しいものを取り入れるだけでなく、古い技術を大切に活かすことで、さらなる発展が生まれる。金属の芸術として認められた「三代目板金屋」の今後にぜひご注目ください。

 

■お問い合わせ
製作所「三代目板金屋」
電話番号:054-345-2186
http://www.bankin-ya.jp/
©三代目板金屋・株式会社山崎製作所

 

《関連記事はこちら》

ニッポンの製本技術が生み出した進化形リングノート

まるで魔法瓶!特殊な加工技術で生まれるチタンタンブラー

Area