有馬に息づく伝統工芸を今日に継承する「竹芸 有馬籠くつわ」

2016.02.07

re1509MONO_31arimakago4

「技に最上はない」という信念

有馬温泉は、日本三古湯の一つ。その有馬温泉に古くから伝わる伝統工芸・有馬籠。「竹芸 有馬籠くつわ」は、古くから伝わる伝統工芸を今日に受け継ぐ工房です。

最盛期には多くの籠職人がいましたが、現在その技を継承しているのは「有馬籠くつわ」の四代目籠師・轡(くつわ)昭竹斎さん一家のみとなりました。轡さんは「職人の技に最上はない」という信念のもと、より良いものを追求し、伝統的な花籠や、時代のニーズに合わせた竹細工を作り続けています。

 

re1509MONO_31arimakago1
伝統と時代性を合わせたオリジナル製品

「有馬籠くつわ」では、伝統的な籠にとどまらず、時代のニーズに合わせた便利でかわいらしいオリジナル製品も手がけています。たとえば、手持ちの部分に革を使った買い物籠。見た目がおしゃれなだけでなく、使い勝手も抜群です。竹細工と革はこんなにも相性が良かったんだ、と教えてくれる傑作です。

食卓を飾ってくれるのは、モダンなデザインの竹箸。 八角に削り上げられた細身の竹箸で、カラーは白とピンクがあります。その他にも、竹製の鬼おろし、豆腐すくい、新年の慶びの席を彩る竹道具や、お正月飾りもあります。質感と手触りがいい竹細工はプレゼントにも最適です。 

re1509MONO_31arimakago2
ウィーン万博でも絶賛

有馬籠の歴史はとても古いものです。『顕如上人貝塚御座所日記』には、天正13年(1585年)9月13日に、有馬に入湯した顕如上人が、豊臣秀吉公の正室 北政所(寧々)に有馬籠を贈ったと記されています。江戸時代以前から、著名な名産品として知られていたんですね。

明治6年にオーストリアで開催されたウィーン万国博覧会に出品されたときは、優秀賞を受賞しました。残念ながら、第二次世界大戦後はプラスチックの普及や後継者不足に伴い次第に衰退しました。しかし近年は、伝統工芸の素晴らしさを再評価する機運が高まっています。これからも伝統的な技術を継承しながら、新たな魅力を現代に伝える有馬籠に注目していきたいですね。

 

■お問い合わせ
有馬籠くつわ 本店
住所:兵庫県神戸市北区有馬町1049
電話:078-904-0364 
営業時間:9:00〜18:00
定休日:毎週水曜日(繁忙期は通常営業)
http://arimakago.jp

有馬籠くつわ 支店
住所:兵庫県神戸市北区有馬町1654
電話:078-904-0331
営業時間:9:00〜18:00
定休日:なし

有馬籠くつわ 工房
住所:兵庫県神戸市北区有馬町1054
電話:078-904-0364 (本店)
営業時間:9:00〜18:00
定休日:水曜日
職人による製造過程の見学が可能。時間によって作業をしていない場合もあります。商品のお買い求めは、本店をご利用下さい。

 

《関連記事はこちら》

100年の時を身にまとう「煤竹波網代(すすたけなみあじろ)バック」

瑞々しく酒席を飾る竹をモチーフにした硝子器「バンブー」

Area