カルチャー

江戸末期から伝わる匠の技「肥前びーどろ」を今日に伝える唯一の工房

2016.02.10

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型を用いず息を吹き込んで宙空で成形

「肥前びーどろ」は160年の伝統を誇る匠の技が生きる伝統工芸です。ガラスを型に入れずに竿で巻き、空中で吹いて一点一点手作りで成形する「宙吹き」製法を用います。そのため、型吹きにはない独特の柔らかな雰囲気が生まれます。そのガラスが描くラインは優しく自然で、味わい深いものになっています。「肥前びーどろ」は平成5年4月に佐賀市重要無形文化財として指定されました。

江戸末期に設立された大砲鋳造の精錬方から独立

江戸末期の嘉永五年(1852年)、鍋島藩主鍋島直正公が、佐賀市多布施川流域に大砲鋳造のための精錬方を置きました。精錬方とは、当時最先端の学術研究所のために必要な道具を作った場所です。その一環として、科学実験に用いるビーカーやフラスコなどの硝子器製造も手掛けました。それが「肥前びーどろ」(佐賀びーどろ)と呼ばれるようになったのです。

その後、硝子器製造を担当する部門は精錬方から独立。明治36年に副島硝子工業所として独立しました。昭和58年1月に副島硝子工業株式会社として法人設立し、今日では「肥前びーどろ」を製造する唯一の工房となりました。

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すっきりしたロックグラスから雛人形まで豊富なカテゴリー

「肥前びーどろ」には「マイカップシリーズ」「縄文ラインシリーズ」「ぐい呑・盃」「皿・鉢」「燗瓶・ちろり」「花器」「ミルクピッチャー」「雛人形」など、豊富なカテゴリーがあります。

マイカップシリーズの「銀彩」は、表面に銀箔を施している高級感ある仕上げ。銀彩ロック(青)口径8cm 高さ7.5cm 価格3780円 (税込)/銀彩タンブラー(青)270mlの多めの容量でたっぷり飲み物をいただけます。口径7.5cm 高さ10.5cm 価格3780円 (税込)

「銀彩」は「肥前びーどろ」の新たな定番として圧倒的な支持を得ている人気商品です。

 

■お問い合わせ
 副島硝子工業
電話:0952-24-4211
http://www.hizen-vidro.co.jp/products/mycup.html#mycup_top

 

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