世界照準の視点で日本の「いま」の美を映し出す。映画『シェル・コレクター』

2016.02.25

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沖縄・渡嘉敷島を舞台に個性派キャストが紡ぐ映像詩

O・ヘンリー賞を受賞したアメリカの作家、アンソニー・ドーアの短編集「シェル・コレクター/貝を集める人」を原作に、日米の才能が結集し、未体験の映像世界を生み出した映画『シェル・コレクター』。

イラストレーターや作家、エッセイストとして活躍するだけでなく、俳優としても『そして父になる』や『凶悪』といった話題作に出演し、いまや日本映画界においてかかせない存在となっているリリー・フランキーが、貝の美しさと謎に魅了された盲目の貝類学者を演じています。

島に流れ着き、学者の運命を翻弄するアーティスト・いづみを演じるのは、これまで数々の映画賞に輝いてきた寺島しのぶ。そのほか、池松壮亮や橋本愛といった若手実力派俳優たちが、圧倒的な美しさを誇る沖縄の渡嘉敷島を舞台に、世界に蔓延する奇病を巡る物語を、ファンタジックな映像詩として紡ぎだしているのです。

 

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