「角館伝四郎」山桜の樹皮が作り出す樺細工

2016.02.24

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山桜の樹皮でできた樺細工

樺細工とは山桜の樹皮を利用して作られる日本の伝統的な木工工芸品です。山桜の美しさは万葉集や源氏物語でも賞賛されています。

このような歴史ある山桜の美しさを、連綿と受け継いできた樺細工の工法によって、今に伝えているのが角館伝四郎です。角館伝四郎とは江戸の嘉永4年に創業した藤木伝四郎商店のブランドのことで、創業以来200年近くにわたって上質な樺細工を作り続けて今に至ります。

樺細工の魅力は、なんと言っても独特の技法によって生み出される、山桜の樹皮特有の光沢を生かした渋くて奥深い色合いです。その特性を活かし、茶筒・茶櫃等のお茶道具類、文箱、茶だんす、ブローチ、タイピンなどに加工され、広く愛用されています。

 

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