河原シンスケの最新情報 「岩永大介・信介兄弟(CORNELIAN TAURUS BY DAISUKE IWANAGA)」

2016.03.08

≪「プレミアムジャパン」エグゼクティブキュレーター・河原シンスケの最新情報です≫

岩永大介・信介兄弟との出会いは、まず弟のシンちゃんが2009年から一年間パリ滞在して居た時、僕がその当時やっていた「usagi」で働いてくれていた事に遡る。同じ「SHINSUKE」という名前という事に加え、いつも明るく前向きな性格で直ぐ仲良くなった。その後、神戸に帰国し、兄の大ちゃんの「CORNELIAN TAURUS BY DAISUKE IWANAGA(コーネリアン タウラス バイ ダイスケ イワナガ)」というレザーブランドを手伝う事に。パリで年4回、レディース、メンズのコレクション時にmade in Japan作品を勢力的に発表し続けている。

展示会場は、いつもマレ地区。ブラッサイ、ドアノー等のシルバープリントを扱う写真ギャラリーが、毎回CORNELIAN TAURUSに乗っ取られる。パリギャラリー事情は、左岸サンジェルマンデプレエリアから、ここ15年 すっかり北マレ主導型になった。そして、ファッションウイークは、大半のギャラリーがファッションブランドの展示会場に変身する。 

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パリでの展示会場には、ヌメ革のバッグディテールのアート作品が飾られている。

僕が大ちゃんに会ったのも結局最初はパリだった。神戸には、アトリエとショウールームが隣り合わせの阪急線の高架下。電車が通る度の音に迎えられながら、天井高のある中々面白い雰囲気で、ここにも彼らの世界観が明確に現れていて面白い。大ちゃん自身が手縫いでサンプルを作り上げている影に、手先の器用なお父上の多大なる協力も見逃せないアットホームなブランドなのだ。ディテールには、初期から日本の伝統的要素が組み入れられている。日本刀の柄(つか)の編み方をバッグのハンドルに取り入れたり、新作には、鎧のディテールが編み込みで使われていたり。染めもレザーに藍染を使ったり。ここ数シーズンのコレクションで際立っているのが、漆をレザーに表面加工したシリーズ。鈍く美しい光沢があり、それでも滑らかなレザーの素材感は失われておらず、僕もお気に入り。これから、premium Japan ともコラボレーションが始まるべく話は盛り上がった。

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レザーの感触を確かめながら色んな可能性を話すのは楽しい

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僕の突然の意見にも真剣な眼差しの岩永兄弟

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これが漆加工したレザーグッズ

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エキゾッチックレザー、高額なクロコダイルのオーダーも増えて来た

 

CORNELIAN TAURUS BY DAISUKE IWANAGA

 
Photographe : 松永学