ガラスの器に彩られた艶やかな漆の世界「hyakushiki」

2016.03.07

 

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木曽漆器の伝統が息づく地で生まれた「漆硝子」の技法

美しく光を通すガラスに、色漆で描かれた艶やかな世界。器をのぞくと、まるで万華鏡のように煌めく世界が広がります。丸嘉小坂漆器店が手がける器のシリーズ「hyakushiki」は、明治時代に「百色(ひゃくしき)眼鏡」と呼ばれた万華鏡にもじって名付けられました。天然の塗料である漆は、まったく同じ色が二度と作れないというはかなさも、万華鏡の世界に通じるものがあります。

漆工町として知られる長野県塩尻市木曽平沢。丸嘉小坂漆器店は、この地に受け継がれてきた木曽漆器の担い手として70年以上の歴史がある職人工房です。ガラスに漆で絵付けをするという新たな技法「漆硝子」への挑戦は、20年以上前に始まりました。

 

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