家業の石屋をやりながら石の魅力を伝える活動をしている『伊藤博敏』の石たち

2016.03.10

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ただの石ころをアート作品に

今、海外でも話題になっている石工アーティストの伊藤博敏さん。ただの石ころをアート作品にまで高め、2006年アメリカのボストンでの個展を皮切りに、海外でも頻繁に個展を開くようになり、その圧倒的な作品の存在感から日本・海外問わず多くのファンが増えています。その作品は、ただの石を加工したものとはとても思えない程の出来映えです。今回は、斬新な造形のものから、これ本当に石で出来てるの?と思ってしまう作品まで、見ているだけでも楽しい伊藤博敏さんの世界をご紹介しましょう。

伊藤さんはもともとは松本城築城の頃から石の加工に携わった石屋の家系に生まれました。家業の伊藤石材店の創業は明治12年。100年以上の歴史があることになります。石材店の仕事は、墓石や石畳作り、彫刻の他、路傍に置かれる神様「道祖神」づくりなどもあるそうです。その家業を行いながらお店の2Fをギャラリー「自遊石」として創作活動を続けています。

 

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