カルチャー

桝を組み合わせて楽しめる「HAKO MASU」:特集「OMOTENASHI Selection 2016」

2016.03.29

rd850_1603CULTURE05_HAKOMASU1
用途やライフスタイルによって組み合わせる“ひのきの木箱”

日本では、現代の生活でも知らず知らずのうちに根付いている“枡”から割り出される単位。例えば、ご飯を炊くときは、二合、三合と数えたり、お酒の席でも熱燗は一合、二合、一升(=十合)というように。

桝は祝宴やパーティーなどおめでたい席で日本酒の杯として利用されています。本来は体積を計る道具として用いられていましたが、この「HAKO MASU」は伝統的な姿の“枡”を、現代の多様なライフスタイルに溶け込む道具としてリデザインされ誕生しました。シンプルでスタイリッシュな蓋つきの“ひのきの木箱”として、10種類を展開しています。 

rd850_1603CULTURE05_HAKOMASU2
約1300年の歴史を誇る日本の枡と、名産地岐阜県大垣市

こちらを手がけるのは、枡の生産地として有名な岐阜県大垣市拠点に、日本伝統の枡を現代に提案する枡専用メーカー「枡工房枡屋」です。大垣市は“枡”の生産量全国シェア80%を誇っています。良質な天然ひのきを入手するのに恵まれた土地といったことから明治時代よりこの地では盛んに枡作りが行われてきたといわれています。

枡の歴史は今からおよそ1300年前の奈良時代。今日の日本で主流となった当時の木製の四角枡が、奈良時代には出土されているそうです。そこから永い間、枡の容量は絶対的なものではありませんでした。そして時代の流れとともに、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三武将の天下統一がなされた頃より、桝の容量が統一されていき、1669年にようやく今の枡の基準・容量になったそうです。こうした歴史をなぞると、“枡”というものが改めて感慨深いものに思えてきます。

次ページ《枡本来の長所や美点を日常でお楽しみください

 

Area