日本古来の美しい習わし、水引デザインの現在

2016.04.24

 

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伝統を重んじながら自由な発想で現代的解釈を加える

ご祝儀などで贈答品の包み紙を飾る帯紐として、古くから日本人に親しまれている「水引」。祈りや願いを結んで贈る水引のはじまりは飛鳥時代にまでさかのぼり、日本人はその習わしを大切に育んできました。

水引の持ついわれやルールをベースに自由な発想と現代的解釈で、金封やお飾り、ポスターなどのビジュアルを制作しているデザイナー、長浦ちえさんは水引の素晴らしさをこう語ります。 

「結ぶは、産霊(むすひ)が語源ともされ、結び目に魂が宿り新しいものが生まれるといわれてきました。その見えないものを信じ、相手を想うという行為が日本人の本質のようで美しいと思います。水引自体も紙でできた紙こよりに繊細な糸などが巻かれたもので、その凛とした佇まいが一本芯の通った女性のようで素敵なのです」

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