カルチャー

美しさと力強さを併せ持つ日本の甲冑を再現「甲冑工房おがわ」

2016.05.13

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戦国時代の美しい甲冑を現代によみがえらせる

海外からも注目されている日本の「甲冑文化」。現在も甲冑師と呼ばれる職人たちが、有名戦国武将の甲冑の再現や、オリジナルの甲冑を制作しています。愛知県名古屋市にある「甲冑工房おがわ」でも、甲冑師・熱田伸道氏が有名武将の甲冑を現代によみがえらせています。匠の技術で生み出される熱田伸道氏の甲冑は、「当世具足(とうせいぐそく)」と呼ばれる戦国時代のものを忠実に再現。その見事な作品の数々は、武将ゆかりの地に奉納され、また歴史イベントなどでも使用されています。今回は、美しさと力強さを兼ね備える「甲冑工房おがわ」の美しい甲冑をご紹介します。

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金色に輝く利家の甲冑
「金箔押白糸素懸威丸胴(きんぱくおししろいとすかけおどしまるどう)」

加賀藩・前田家の祖である前田利家の甲冑を再現したもの。金箔と名付けられているとおり、金箔300枚が使用された非常に豪華絢爛な甲冑です。利家は、1584年に起きた小牧・長久手の合戦でこの甲冑を着たとされています。愛知県で行われた「郷土歴史まつり・水上武者パレード」で、前田利家隊が着用しています。重さは約6キログラムで、実際のものよりも現代人に合わせてやや大きめに作られています。

 

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