カルチャー

老舗が手掛ける美しい伝統遊具「大石天狗堂」の花札・かるた5選

2016.05.22

 

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その美しさは海外からも注目

日本人になじみ深い遊具である花札やかるたは、いまや世界に誇る伝統工芸品。京都市伏見区にある「大石天狗堂」は、そうした伝統遊具であるかるたや花札、百人一首を製造・販売している会社。1800年(寛政12年)創業の日本を代表する老舗でもあります。今回は、大石天狗堂が手掛けた、素晴らしい花札やかるたをご紹介します。

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幻と呼ばれる逸品を復刻「光琳かるた」

「光琳かるた」は、江戸時代の代表的な画家である尾形光琳が手掛けた小倉百人一首。歴史資料の中に下絵と思われる画稿が残されていましたが、その所在は長きにわたり不明なままでした。そのため「幻のかるた」とされていましたが、近年京都で発見。その美しさから、現存している百人一首の中で「最も豪華で華麗」とされています。大石天狗堂では、この幻のかるたを職人の匠の技を駆使し、忠実に復刻しました。

表面は、「高精細シルクスクリーン印刷」という決して変色しない印刷技術が使われており、光琳の落款まで忠実に再現。光琳が描いた豪華で華麗な絵をそのまま楽しむことができるのです。また、より美しく見せるために、札の裏紙には薄く延ばした「純金色和紙」を使用。この純金色和紙もベテランの職人による見事な技が駆使されています。「百人一首の最高級品」ともいえる逸品でしょう。

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