和紙ソムリエ杉原吉直が描く、現代に生きる「越前和紙」の世界

2016.06.13

 

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越前和紙の伝統を生かした新しい和紙

日本最古の和紙の産地である越前の地に、明治4年から140年以上の歴史を誇る老舗の和紙問屋「杉原商店」。社長であり、和紙ソムリエ、和紙キュレーターでもある杉原吉直氏は、越前和紙の伝統を生かしながら次々と新しい和紙製品を考案しています。

和紙を単なる伝統的な書道や建具のための材料としてでなく、現代の生活に生かす工夫を続け、和紙の世界を広げてきました。プリンターやコピー機での使用が可能な和紙「羽二重紙」、「ちぎって名刺」。漆と和紙を融合させた「漆和紙」。そのアイデアは尽きません。

そして、いにしえからの伝統的な技法を受け継ぐ人間国宝の岩野市兵衛。彼は、自然素材だけを使って伝統的な技法で漉いた越前奉書を使い、その風合いを生かしてiPhoneカバーなどの現代的な製品を開発します。

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