京都の伝統工芸、黒と金の対比が美しい「中嶋象嵌」のアイテム

2016.06.26

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見る者を魅了する京都の伝統工芸

鉄や木、陶磁器などに溝を彫り、そこに別の素材をはめ込んで彩る「象嵌(ぞうがん)」。1200年以上の歴史を持つ伝統工芸品です。日本には奈良時代に伝えられたとされており、奈良時代の宝物にその技法が施されているのを見ることができます。江戸時代には京都に優れた職人が数多く登場し、現在も「京象嵌」としてその技術が継承されています。

この京象嵌は、金属に純銀・純金などを埋め込んで装飾するもの。刻まれた溝がまるで布目のように見えることから「布目象嵌」と呼ばれる技法です。この技法を駆使して作られる京象嵌は、類いまれな美しさを誇り、高い評価を受けています。今回は、そんな見る人を魅了し続ける京象嵌のアイテムを紹介します。

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着物姿を引き立てる「かんざし」

京象嵌の技術で作られた「かんざし」。写真は「扇型 花」という形とデザインのもので、かれんでありながらも、力強く金銀に輝く花の姿が描かれています。黒漆の地金と、美しく装飾された金銀の対比が見事です。同じく扇型のかんざしでは、舞う鶴を描いたものもあります。他にも銀杏型のやや小ぶりのかんざしがあり、こちらは「蝶」や「花」、そして「銀杏」が描かれたアイテムがラインアップされています。着物姿の頭部をシックに彩る逸品です。

価格:かんざし 扇型 花 3万2400円(税込)
サイズ:約72mm×約111mm

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