伝統工芸品「八女すだれ」で部屋をシックかつ大胆に飾る

2016.07.22

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3軒の製簾所でしか伝承されていない貴重な伝統工芸品

福岡県南西部に位置する八女(やめ)郡は、古くから竹を使った工芸品の生産が盛んな地域。特に有名なのが、福岡県知事指定特産工芸品である「八女すだれ」です。

これは「八女地域の竹を使う」「伝統の織り方を用いる」など、6つの規定を守り作られるすだれで、現在は八女地域に残る3軒の製簾所でしか生産されていません。今回は、そのうちの一社、株式会社鹿田産業が手掛ける美しい八女すだれをご紹介します。

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大正時代より伝承する技術

鹿田産業の八女すだれは、会社創業時の大正元年から作られているもの。100年以上経つ現在も、大正時代から伝承される技術を用い、一つ一つ手作業で生産。八女地域の見事な竹材を丁寧に切りそろえ、「ねじり編み」というたて糸を捻って編む伝統の技法を用い、足踏み織り機で編み込んでいきます。竹の節も1本1本手作業でそろえ、すだれの縁も手作業で縫い付けています。人の手で丁寧に整えられた節の美しさは、思わず見とれるほどです。

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天然の紋模様を生かす「八女すだれ〈八媛〉」

こちらは、八女地域の真竹と表面にまだら模様のある「雲紋竹」を、1本ずつ交互に編み込んだすだれです。紋竹材の模様を崩さないように手で割り、節を波模様にしながら足踏み織り機で織り込んでいきます。こうすることで、雲紋竹のまだら模様を、そのまますだれの面に出すことができるのです。その独特な模様は、えも言われぬ美しさです。

参考価格:23万3400円(税別)

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