特選“燕三条”: 「DRESS」伝統的金属加工の街が生んだ全身に模様をまとうカトラリー

2016.08.15

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しなやかな曲線に精巧な模様を描き込む最新技術

ありそうでなかった、全身が模様のカトラリー「DRESS」。手に持つ部分だけでなく、曲線になったスプーンやフォークの先まで入った精緻な市松模様がなんともスタイリッシュ。他にも、水玉やストライプなどがあります。これは最新の加工技術、3Dレーザーマーキングによるもの。曲線に模様をあしらうのは至難の技ですが、それを可能にしたのがこの技術なのです。

製造されているのは、日本有数の金属製品の産地として知られる新潟県の燕市と三条市。カトラリーは燕市の歴史ある工場で製作され、最新の加工技術を持った三条市の工場で全身模様に仕上げられています。

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洗っても使い込んでも落ちないおしゃれな市松模様

プロデュースは100percent株式会社。既成概念に囚われることなくあらゆるマテリアルに注目し、これまでにないアングルから眺めることで新たなものづくりを展開しているブランドです。

従来、カトラリーは口に入る部分には装飾がないというのが常識でした。バイクのボディ装飾など、さまざまな形の金属製品に使われる3Dレーザーマーキングですが、細かな傷を付けて模様を浮き出させるこの技術をカトラリーに応用すれば、だんだんとその模様がはがれるメッキのようなこともありません。しかも、口に入れてもほとんどそれと気付かないくらい繊細な美しい仕上がりなのです。

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