銀座もとじ:新たな男の着物スタイルへの挑戦

2015.10.27

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若き2代目が展開する、男の着物の新たなスタイル

呉服店の「銀座もとじ」が、国内外で活躍するイラストレーターの黒田潔さんとのコラボレーションアイテムを10月22日から発売。これはこの秋からスタートするオリジナルコレクションに含まれるもので、プロデュースするのは同社の二代目であり、プレミアムジャパンの公式キュレーターでもある泉二啓太(もとじけいた)さんです。

秋のコレクションでは“出発”をテーマに、着物や帯をはじめ、ラインの美しさにこだわったダブルケープコートやソフト帽など、いまの時代にあった和の装いを提案。そのなかでもひと際目を引くのが、黒田潔さんによる狼のイラストが額裏に入った羽織です。

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そもそも男性の着物は比較的落ち着いた色合い、模様が多く、そんななかでこの羽織は“自分だけの密かなこだわり”を表してくれるもの。額裏には狼が繊細な線画で描かれ、傍らには京都の職人が施した墨汁が深みを演出します。このデザインの発端は泉二さんの以下のような想いでした。

「30歳を過ぎてくると、男性は一匹狼になるシチュエーションに突き当たることがあると思います。いろいろなことを経験し、感じ、新たな“出発”を迎える男性が今回のコレクションテーマでもあり、そんなときの内に秘める想いをこの狼で表現しています。着物は勝負のときに着るものでもあるので、狼が象徴する男気をまとって挑んでもらえれば」

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