全55図が一挙公開!箱根・岡田美術館にて「美術館で巡る 東海道五十三次の旅 ―広重の版画を中心に―」が開催

2016.12.22

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間もなくやってくる年末年始。忙しい季節ですが、久しぶりのまとまった休みで楽しみという方も多いのではないでしょうか。長期休暇の醍醐味と言えば旅。今だと品川から京都までは、新幹線で約2時間ちょっとで行ける距離ですが、江戸時代の人々は江戸日本橋から京都まで、約500kmの東海道をおよそ2週間かけて旅をしたのだそうです。

そんな江戸時代の風景を、新進気鋭の絵師だった歌川広重がいきいきと描いて世に送り出したのが保永堂版「東海道五十三次」。日本橋や京都、そしてその間に設けられた53の宿場を描いた浮世絵が観られる特別展、保永堂版「美術館で巡る 東海道五十三次の旅 ―広重の版画を中心に―」が、神奈川県箱根の岡田美術館にて開催されます。

上の写真:歌川広重「東海道五十三次 日本橋」(朝乃景)天保4年~5年(1833~1844) 岡田美術館蔵

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歌川広重「東海道五十三次 蒲原」(夜之雪)天保4年~5年(1833~1844) 岡田美術館蔵

「東海道五十三次」(保永堂版)全55図を公開

東海道を旅する人々や、その美しい風景を生き生きと表した歌川広重の傑作「東海道五十三次」。風や雨を感じさせる立体的な描写など絵そのものの良さだけでなく、江戸時代、あまり旅に出ることができなかった人々が見知らぬ世界を垣間見る手段でもあり、当時の人々に大好評を博しました。

今回の展示の目玉は、何と言っても「東海道五十三次」(保永堂版)の全55図が一挙に公開されること。日本橋から三条大橋までの全てが揃って展示される貴重な機会を、ぜひお見逃しなく。

rd850_utagawahiroshige歌川広重「東海道五十三次 箱根」(湖水図)天保4年~5年(1833~1844) 岡田美術館蔵

箱根と小田原の歴史を辿る作品も

険しい山道や関所の存在から、東海道の中でも難所として知られた箱根や小田原。「東海道五十三次」の中でも、「箱根」はとりわけ色彩が美しく手が込んでいる作品です。

今回、箱根および近隣の小田原にゆかりのある作品が集合し、この地は、歴史的にどのように表現され評価されてきたかの歴史を辿ります。作品をじっくりと観た後は、美術館の周りの景色が少し違って見えるかもしれません。

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美術館外観

足湯カフェでゆったりと癒しの時間を

さて、岡田美術館に併設された足湯カフェでは、静岡県産の茶葉を使用した和紅茶や、コーヒー、ビール、おしるこなどが楽しめます。なんと、美術館に入館した方は無料で足湯を利用できますので、観覧した後はぜひ入ってみましょう。

「美術館見学をする時間はないけど、足湯だけでも浸かってみたい」という方も、この展覧会開催中だけ、手ぶらで気軽に足湯を楽しめる朝だけのお得なセットがありますよ。朝の忙しい時間ですが、ちょっとだけ足湯の温かい飲み物でひと息つきに行ってみては。

 

■「美術館で巡る 東海道五十三次の旅 ― 広重の版画を中心に ―」
会場:岡田美術館
住所:神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1
会期:2016年12月23日(金・祝)から2017年4月2日(日)まで
開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:2016年12月31日(土)、2017年1月1日(日)
入館料:一般・大学生 2800円、小中高生 1800円
http://www.okada-museum.com/

写真提供:岡田美術館

■足湯カフェを満喫!朝だけのお得セット
期間:2016年12月23日(金・祝)から2017年4月2日(日)まで
時間:9:00~11:00 ※この時間以外は、同セットは通常価格(1200 円税込)にて利用できます。
内容:足湯入湯料、タオル、コーヒー ※ご希望の方にはブランケット無料貸し出し
価格 1000 円(税込)(通常1200 円税込)
※美術館に入館した方は入湯料無料で足湯を利用できます。

 

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