カルチャー

年末年始だから、見たい・聴きたい おすすめの落語 5選

2016.12.26

ますます注目を集める「落語」、その魅力は?

rd700_(1)20161226

個性豊かなエンターテインメントが日々生まれつつある昨今、日本固有の「落語」の魅力に興味を抱く人も増えつつあります。落語とは、その多くが江戸時代に暮らす庶民を主題とした「噺」であり、何らかのオチで締めくくられるお笑いの一つです。

江戸の庶民の素朴な日常生活で起きるトラブルや騒動の数々は、時を経た現代でも十分に理解でき、そして共感できるものが多く、いつの時代も変わらぬ日本人の悲喜こもごもを味わうことができます。また、噺の背景に映し出される江戸時代の四季折々は、世知辛い現代にそよぐ爽やかな情緒を感じさせてくれます。

そんな落語の魅力を存分に味わうことのできる、特に年末年始にほっと一息楽しめる噺5席を紹介します。

 

縁日の賑やかさと親子のやり取りが楽しい「初天神(はつてんじん)」

rd1700_(2)20161226

お正月の初詣を思わせる、賑やかな境内の雰囲気が伝わる一席です。
天神様にお参りに行く父と息子の二人。無邪気に買い食いをねだる息子に対し、仕方なしに応じる父親のとぼけた味わいがこの噺の聴き所です。

バラ売りの飴を買うためにいちいち指を舐めて品定めしたり、みたらし団子の垂れてくる蜜を文句言いながら舐めちゃったりと、子供が主導のようでいて案外お父さんが悪ノリしている仕草がチャーミングで笑いを誘います。

■おすすめ
春風亭一之輔「春風亭一之輔」(CD) ワザオギ
「初天神」は一之輔師匠がおすすめです。小気味良い語り口で、仲良し親子の楽しいやり取りがありありと目に浮かんできます。

 

次ページ《お殿様と家老コンビが織りなす脱力系の掛け合いが可笑しい「松曳き」》

KEY WORD

Area