JAPAN HARVEST2015 の高級おにぎり:「お米が主役」vol.01 柏木智帆

2015.11.05


ミラノ万博でイタリア人からアイデアをもらって開発したおにぎりの一つ。赤ワインで炊いたごはんに刻んだ黒オリーブを混ぜ込み、冷めた後に生ハムを巻くか、パルメザンチーズをかけます。

11月7、8日「JAPAN HARVEST2015」で特別販売

11月7、8日の2日間にわたって開かれる日本最大級の食イベント「JAPAN HARVEST2015」の丸の内会場にて、1個1000円のおにぎりが登場します。販売するのは、「一般社団法人 おにぎり協会」。2015にイタリア・ミラノで開かれた「ミラノ国際博覧会(ミラノ万博)」出演団体としてキッチンカーで出店します。

高級おにぎりのラインナップは、「大間マグロのおにぎり」「キャビアこぼしおにぎり」「20種だしのおにぎり」など。この他に、ミラノ万博で好評を集めた「和牛おにぎり」もお目見えします。

おにぎり協会は、おにぎりを「ファストフード」「スローフード」「ソウルフード」と定義。国内外でおにぎりの普及を目指して活動しています。

おにぎりは、ごはんと塩さえあればつくることができるファストフードであり、47都道府県それぞれに郷土色豊かなおにぎりがあるといったスローフード。家庭ごとにも形や具が違い、そのレシピ数は無限大。そして、約2000年前のおにぎりの化石が発見されているほど昔から食べられているおにぎりは、日本人のDNAに組み込まれているといっても過言ではないソウルフードです。

rd_onigiri_logo_140428s

「おにぎりの価値を高めたい」と話すのは、代表理事の中村祐介さん。

「海外では寿司や天ぷらに比べるとおにぎりの認知度はまだ低いものの、おにぎりに対する関心は徐々に高くなっています。おにぎりについて調べてみると、これがすごく奥深い。和食のルーツといっても過言ではないぐらい歴史も深いのです」

おにぎりに関するイベントや商品販売、ワークショップなどさまざまな活動を展開。ミラノ万博では、イタリア人におにぎりを食べてもらったり、おにぎりをつくるワークショップを開いたりしました。

「イタリアの人たちは『すごくおいしい』『こんな食べ物は初めてだ』と感動してくれました。その様子を日本の人たちに伝えることで、日本人にも『おにぎりってイケてる』と再認識してもらえると思っています。私たち日本人はもっとおにぎりを誇らしげに語っていいと思うのです」

ミラノ万博では、和牛そぼろを混ぜ込んだ「和牛おにぎり」をはじめ、梅干しのおにぎり、焼きおにぎりといったスタンダードなおにぎりをイタリア人に提供。おにぎりを食べた人たちからは「海苔ではなく生ハムを巻いたらどうか」「赤ワインでお米を炊いたらどうか」などイタリアならではの提案をもらいました。そうしたアイデアをもとに、現在は「ミラノおにぎり」を開発中。おにぎりの新たな可能性を広げようとしています。

 rd_IMG_0523
おにぎりの具の梅干しをミラノ万博の会場で紹介

おにぎり協会 http://www.onigiri-japan.com/

 

取材・文 柏木智帆

【柏木智帆の〈お米が主役〉】一覧記事はこちら
http://www.premium-j.jp/chiho-kashiwagi/

 

 《プロフィール》

柏木智帆

フリーランスライター。元神奈川新聞記者。お米とお米文化の普及拡大を目指して取材活動をする中、生産の現場に立つために8年勤めた新聞社を退職。2年にわたって千葉県で無農薬米をつくりながらおむすびのケータリング屋を運営。2014年秋からは消費や販売に重点を置くため都内に拠点を移して「お米を中心とした日本の食文化の再興」と「お米の消費アップ」をライフワークに活動。神奈川新聞契約ライター。「日常茶飯」をテーマにお米とお茶のお取り寄せサイト「和むすび」(http://www.wa-musubi.jp)を運営