伝統芸能だけど親しみやすさ抜群! 寄席初心者のためのイロハ

2017.01.17

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日本の伝統芸能である落語。落語を披露する場所として有名な「寄席」ですが、「気軽に行っちゃいけないような気がする」「落語のこと何にも知らないから、聞いても分かんないかも」と敷居が高いイメージがあるかもしれませんね。でも、実際は親しみやすいネタが満載の場所なので、今回は寄席の魅力や初心者のためのマナーなどをご紹介していきましょう。

画像出典:tablexxnx / Rakugo (from Flickr, CC BY 2.0)

バリエーション豊富! いろんな芸が楽しめる寄席

寄席の目玉である落語には、実は古典落語と新作落語の2種類があります。江戸時代や明治時代から受け継がれていてちょっと小難しそうだなと思われがちなのが、古典落語。一方で、新作落語は噺家が自分で考えた話を披露しているので、身近なテーマのものが多く落語ビギナーでも分かりやすいものが多いのが特徴。

現在、『笑点』(日本テレビ系)で司会を務めている春風亭昇太師匠は、新作落語に意欲的に取り組んでおり、内容も大好評。特にストレスを気にし過ぎる妻をテーマにした「ストレスの海」は大人気のネタのひとつ。

落語だけじゃない! コントからマジックまで多種多様

落語以外の芸の種類もかなり豊富。漫談やコントといったものから、曲芸やマジック、紙切りなど、手軽に楽しめる演目がいろいろと用意されています。言い間違いネタで有名なお笑いコンビ・ナイツも、主に寄席で漫才を披露しており、代表的な寄席である「浅草演芸ホール」にも度々登場。ちなみに、ナイツは『笑点』のブルーこと、三遊亭小遊三師匠の一門。三遊亭小遊三師匠がメインの落語会にもちょこちょこ出ているみたいです。

また、多くの寄席がほぼ毎日開演しており、時間も概ねお昼の12時頃から夜9時頃まで公演を行っているところが多いので、自分の都合の良い時間帯に観ることができます。1組の持ち時間は10分~20分ほどで、万が一面白いと感じられなくても、すぐに違う噺家やユニットに変わるので飽きにくいのもうれしいところ。

簡単マナーで、お値段もお手頃価格

内容とは別に、「見る時に特別な決まりがあるんじゃないの?」と気になる人もいるかも。でも、実際は厳しい決まりなどなく、出演者や他の観覧者の迷惑にならなければ、基本的にはどんな風に見ても大丈夫。公演中は飲食OKなので、お弁当を食べたり、お酒を飲むこともできます(ただし、新宿末広亭はアルコール禁止なので、ご注意を)。

しかし、芸の最中の入退場は避けるのがマナー。演目と演目の合間は「高座の切れ場」と呼ばれており、できる限りこの切れ場で移動するようにしてくださいね。

また、お手軽価格で芸を楽しめるのも寄席の魅力。公演は昼の部と夜の部に分かれていることが多く、それぞれ3000円ほとで観覧することができるので、かなりお得な金額になっています。服装は自由ですが、浴衣や着物などで訪れると割引してくれる「着物割引」を実施している寄席もあるので、着物に興味がある人は、ちょっとオシャレをして寄席にお出かけしてみるのもオススメです。

 

■おすすめ寄席情報

鈴本演芸場(上野)
http://www.rakugo.or.jp/

浅草演芸ホール
http://www.asakusaengei.com/

池袋演芸場
http://www.ike-en.com/

新宿末広亭
http://www.suehirotei.com/

 

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