特集:『The Wonder 500™』第7回「曲げ木靴べら(黒檀)」

2015.11.22

 

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2人の職人が手がける靴べら

曲げ木靴べらの製造を手がけるキラフテのホームページを訪れると『手仕事は、まだまだ機械の上をいく』というメッセージが書かれています。大分県日田市の工房には職人が2人だけ。『靴べらだけで大きく変わる、あなたの美しい立ち居振る舞い。』『「靴を履く」という動作を「作法」に変える』など製作者の靴べらに対する思いがしたためられ、それはとても共感できる言葉でもあるのです。

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化学薬品無使用、水だけで曲げる

The Wonder 500™に認定された曲げ木靴べらは、握った方が必ず柄になり、反対側がヘラになるシンメトリーのデザイン。先丸仕上げでソックスやストッキングへの当たりが優しく、板厚も3.2ミリと薄くて使いやすいのが特徴です。また、くり抜き作業ではなく高温水蒸気で立体的に曲げているのも特徴で、この曲げ加工が薄くとも強度を生んでいるのです。

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フィニッシュまで天然素材にこだわる

この曲げ木靴べらに使用されている素材は黒檀。比重は1以上。つまり乾燥した状態でも水よりも重く、目が詰まった木なのです。高級無垢箸などにも使われる大変硬く水にも強い木材。この木を切り、削り、曲げていくのですから、職人の技術の高さが伺えます。塗装には有機溶剤を用いずに、蜜蝋ワックスで仕上げられ、フィニッシュまで天然素材にこだわっています。長さは約17センチ。持ち運べるサイズなので、いつでも持ち歩きたい靴べらなのです。

 

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