喜多川歌麿の2つの傑作が、箱根・岡田美術館で138年ぶりに同時展示!

2017.05.29

歌麿展メインビジュアル

「美人画といえば歌麿」といわれ海外にもコレクターが多い、江戸時代の絵師・喜多川歌麿。その歌麿の貴重な肉筆浮世絵を紹介する豪華な特別展が、2017年7月28 日(金)から箱根・岡田美術館にて開催されます。

rd850_㈪喜多川歌麿「吉原の花」寛政3〜4年(1791〜92)頃 ワズワース・アセーニアム美術館蔵喜多川歌麿「吉原の花」 江戸時代 寛政 3~4 年(1791~92)頃 ワズワース・アセーニアム美術館蔵

大迫力の浮世絵2作をその目で!

『歌麿大作「深川の雪」と「吉原の花」―138 年ぶりの夢の再会―』と銘打たれた本展は、歌麿の作品世界に迫れる絶好の機会です。注目はなんといっても、大作として知られる「雪月花」三部作のうち、「吉原の花」と「深川の雪」の夢の再会!

アメリカ・コネチカット州にあるワズワース・アセーニアム美術館所蔵の「吉原の花」は、吉原遊郭の大通り、仲の町に面した引手茶屋や、路上を行き来する女性や子どもら総計52人もの群像を華やかに描いた大作。

rd850_㈰喜多川歌麿「深川の雪」(部分)享和2〜文化3年(1802〜06)頃 岡田美術館蔵喜多川歌麿「深川の雪」(部分) 江戸時代 享和 2~文化 3 年(1802~06)頃 岡田美術館蔵

一方、「深川の雪」は、江戸随一の芸者の町・深川の大きな料亭の 2 階座敷で、辰巳芸者や飲食の用意をする26人もの女性たちの日常が、子どもや猫とともに多彩に描き出された、縦  約2m×横 約3.4mの掛軸画。1952年に公開されてから行方知れずだった同作は、2012年に再発見され、現在では岡田美術館の収蔵となっています。

この2作品が日本で同時展示されるのは、栃木県の定願寺における展観に、当地の豪商・善野家が「品川の月」を加えた三部作として出品した、1879年11 月 23 日以来のこと。

残念ながら「品川の月」は貸出禁止のため三部作でのお目見えは叶いませんでしたが、「吉原の花」と「深川の雪」の2作品を共に見られるのは、138年ぶりの貴重な機会(「品川の月」は原寸大の高精細複製画を展示)。

臨場感のある大迫力の肉筆浮世絵をじっくりと鑑賞できます。

rd250_㈫喜多川歌麿「三美人図」(部分)江戸時代rd250_㈬喜多川歌麿「芸妓図」(部分) 享和2年(1802)頃
(左)喜多川歌麿「三美人図」(部分) 江戸時代 寛政年間(1789~1801) 岡田美術館蔵
(右)喜多川歌麿「芸妓図」(部分) 江戸時代 享和2年(1802)頃 岡田美術館蔵

歌麿の世界に浸れる1日

「雪月花」三部作を通じて、時代毎に移り変わる“歌麿美人”を楽しめるほか、40点程度しか存在が確認されていない歌麿の肉筆画のうち、同館が収蔵する「三美人図」と「芸妓図」が公開されたりと、見どころも充実。

美人画の大家・喜多川歌麿の作品の魅力にあふれる特別展『歌麿大作「深川の雪」と「吉原の花」―138 年ぶりの夢の再会―』で、江戸の風情に触れてみてはいかがでしょうか。

■特別展『歌麿大作「深川の雪」と「吉原の花」―138 年ぶりの夢の再会―』開催概要
会期:2017年7月28日(金)~10月29日(日)
会場:岡田美術館
所在地:神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1

■お問い合わせ
岡田美術館
電話:0460-87-3931
http://www.okada-museum.com/