五重塔のように美しいお重「家型7段重」

2015.12.25

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伊勢神宮と出雲大社の遷宮、2大神事が重なった年に誕生

銀座の名店として知られる日本料理「六雁」のおせち料理のお重としてデザインされた有田焼「家型7段重」。佐賀県の有田町で、有田焼の創始者・李参平の住居跡地に工房を構えている「李荘窯業所」の4代目、寺内信二さんがデザインした有田焼です。

このお重が作られたのは、20年に一度の伊勢神宮の式年遷宮と60年ぶりとなった出雲大社の大遷宮、この二大神事が重なった2013年でした。いわば神様のお引越しとも言えるこの神事にあやかって、家をテーマにデザインされたのです。イメージは五重塔なのだそう。


フランスのBENTOブームに触発されて生まれた新たな構想

実はこのデザインが生まれるまでには、寺内さんが長年温めていた構想がありました。ある時、フランスでお菓子のボックスを積み上げて収納したり、弁当箱(=BENTO)が流行っているという話を聞いて、ひらめいたのだそうです。「ふたものの有田焼でボックスを積み上げたら、面白いかもしれない」。そんな既成概念に囚われない探究心が、寺内さんのものづくりのインスピレーションになっているのかもしれません。

色はプレーンな白磁と、渋みのあるマンガン銀彩の2種。どちらもそれぞれに存在感を持ったお重です。