連載・特集

ラン旅 in 旧東海道五十七次 550キロを走りぬく⑥箱根

2016.05.12

《公益財団法人ラグビーワールドカップ2019組織委員会・上村哲也さんのラン旅ブログ》vol.16

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旧東海道の五十七次、東京から大阪まで走りぬけようというこの企画(五十三次は東京から京都)。小田原を過ぎると風情がぐっと変わります。当時、自分は小田急電鉄に勤めていたのでそもそもは日本橋から90キロ地点の小田原で終わっても良いのではと考えていました。

東海道を歩かれた方のブログは検索すると数多く見つかります。そこで小田原から先の先人たちの足取りを見てみると……山道。

これまでの90キロはアスファルト舗装されていない道はありません。それがいきなりの山道、そして江戸時代そのままの石畳も現存しているといいます。箱根の山は天下の険。当時は今のように1日で100キロ走ったりという体力はなかったので、どこまで自分の体力が持つかわかりませんでした。上り坂に負ければ芦ノ湖でゴール、余裕があれば箱根山を下った最寄駅である静岡県の三島まで行ってしまおうというコースです。神奈川県小田原から静岡県三島と聞くと大冒険のような気がしていましたが、距離だけで見ると意外と短い30キロ強。山手線の内側をぐるりと走るより短い距離です。

東海道550キロ道中で一番の難所の記録です。

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箱根旧街道

小田原駅から少し走ると前回ゴールした小田原宿の中心地から再開です。箱根駅伝でも知られるお城の建物が右手に現れます。小田原城のすぐ近くにあり、見紛うかのような立派な造り。歌舞伎十八番やアナウンサーの練習で有名な外郎売(ういろううり)の薬、透頂香を今も販売しています。通信販売はしておらず対面販売のみ。道中のお供にひとつ購入し先を目指します。知り合いはアレルギー症状が出た際にこの薬で救われたそうです。

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ういろう屋の立派な建物

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透頂香「ういろう」

http://www.uirou.co.jp/

 

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