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特集:Burning 瀬戸内 – 岡山 – vol.2 「赤米」

2015.10.06

深紅の稲穂。古代から伝わる総社の赤米

 

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現代人に必要な天然サプリメント

岡山県総社(そうじゃ)市は、古代日本で絶大な勢力を誇った吉備国の中心地として栄えた地域です。また、桃太郎伝説のモデルであるといわれる吉備津彦命と鬼神・温羅(うら)の伝説が古来よりいまに伝えられる、歴史とロマンの薫る街。そんな総社市の南部ほぼ中心部にそびえる備中国分寺五重塔から広がる田園風景は吉備路の代表的な景観であり、毎年9月中旬には赤く染まった稲穂が辺りを彩ります。地元の人々はもとより、大勢の観光客の眼も愉しませるロケーションの主役、赤褐色の稲穂は赤米と呼ばれる古代米。特に総社市新本の本庄地区と新庄地区で代々栽培されている赤米は神事に用いられるほど神聖なものです。そんな赤米の中で、いま注目されているのが古代より受け継がれる総社赤米と、サイワイモチを掛け合わせて生まれた新しい赤米「あかおにもち」。ポリフェノールやビタミン、ミネラル、食物繊維など、現代人に不足しがちな栄養成分を多く含む、いわば天然のサプリメント。白米と炊飯すれば自然な淡いピンク色に炊き上がり、もちもちとした食感、ほのかな甘みと深い味わいを楽しむことができます。また、パンや菓子類などに使用してもほんのりとピンク色に仕上がり、モッチリとした食感に。高梁川の流れる肥沃な土壌と先進的な米作りに取り組む総社で生まれた「あかおにもち」は、加工食品はもちろん様々な用途への応用が期待される貴重な品種なのです。

 

古代米の特徴である長いヒゲが深紅に染まるのが赤米の特徴。

 

健康・縁起・物語を有す贈答品

この「あかおにもち」の生産を手がけ、6次産業化を図るのは総社市のレッドライスカンパニー株式会社。難波夫妻が立ち上げた同社では「赤米粉」、「赤米うどん」、「赤米塩麹」など、無添加・無着色にもこだわった赤米製品を数多く開発しています。その中で、今回ご紹介するのは贈答品としても人気の高い「赤米甘酒はれのひ」。栄養価も高く、健康にも効果的な総社の赤米を使用した甘酒です。ノンアルコールで飲みやすく、砂糖や酒粕を使用していない自然由来の甘さを味わうことができます。料理やお菓子作りでは砂糖の代用品にもなり、ミルクや豆乳に入れても美味しいとリピーターが続出。化粧箱入りパッケージもあり、結婚祝いや引き出物、歓送迎会など、贈答用として特に健康志向の方に重宝されています。「赤米」は、古代より岡山県総社市に伝わり、晴れの日のお祝いとして神事に用いられてきた縁起の良いお米。大切な人のお祝い事に、この赤米から造られた特別な甘酒を贈ってみては。

 

 

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レッドライスカンパニー株式会社を営む難波夫妻と子供達。

レッドライスカンパニー株式会社を営む難波夫妻と子供達。

 

http://www.redrice-co.com

 

取材・文/PLUG編集長 YAMAMON

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