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日本酒キュレーターあおい有紀さんが選ぶ、お正月に呑みたい日本酒5選

2016.01.01

 

新年にふさわしいお酒5本

新年を祝うお酒。せっかくならば、お正月にぴったりな華やかな日本酒をセレクトしたいですよね。ビジュアルにも味わいにもストーリーを秘めた日本酒は、話に花が咲くこと間違いありません。人が集まる機会が増えるこの季節、縁起の良い日本酒を酌み交わし、お祝いしてみてはいかがでしょうか。特別感溢れる5本のお酒を、あおい有紀さんがご紹介します。

01.『梵・夢は正夢(Born:Dreams Come True)』

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『梵』を代表する銘酒のひとつ。精米歩合20%の純米大吟醸酒と精米歩合35%の純米大吟醸酒を、9対1の割合でブレンドしたまさに究極のお酒で、数々の賞を受賞しています。夢を実現した時の勝利酒や夢の祈願酒として命名され、人生の勝利者(オンリーワン)を称えるトロフィーを表したもの。オバマ大統領就任時には日本国政府からお祝に贈られるなど、世界のVIPに愛されています。「デザインも煌びやかなゴールドですし、新年の“初夢”のお話をしながら頂いてはいかがでしょうか。兵庫県特A地区産契約栽培山田錦で醸し、マイナス8℃で5年間長期氷温熟成しているので、きれいな飲み口でありながら芳醇さも兼ね備えています」

『梵・夢は正夢(Born:Dreams Come True)』
価格:1万800円(1000ml/化粧箱入り)

【加藤吉平商店】
住所:福井県鯖江市吉江町1-11
電話:0778-51-1507
http://www.born.co.jp/

 

02.『日高見 純米大吟醸 弥助 ひょうたんボトル』

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『日高見』の最高峰として愛されるこちらは、究極を求めて酒質を設計した限定醸造酒。バナナを思わせるような優しい香りと上品な旨みが印象的です。酒米の王様といわれる山田錦の中でも、最高峰に位置する兵庫県加東市東条町産の契約栽培米の特A山田錦を使用しています。「明治から昭和の初めにかけ、花柳界でお寿司のことを“弥助”と呼んでいました。お寿司が大好きな平井孝浩社長ならではの、魚介と相性のいい五臓六腑に浸みわたるような味わいです。蓋までガラスで造られたひょうたんボトルは、 堂々としていながら、繊細な気持ちでお寿司を握る職人のイメージから誕生したそうです」

『日高見 純米大吟醸 弥助 ひょうたんボトル』
価格:7560円(720ml/専用箱入り) 

【平考酒造】
住所:宮城県石巻市清水町1-5-3
電話:0225-22-0161

 

03.『開運 大吟醸 伝 波瀬正吉』

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波瀬正吉とは、かつて土井酒造場で41年間にわたり酒造りを勤めた名杜氏で、その実力から“能登四天王”のひとりと称された人物です。今でこそ杜氏の名前を冠した商品は多くありますが、この波瀬正吉が草分け的存在。「現在、その思いを受け継ぐのが、長くその薫陶を受けた棒葉農杜氏です。計り知れぬプレッシャーがあったと思いますが、初年度から全国新酒鑑評会で金賞受賞と素晴らしい成績をおさめました。いつ頂いてもぶれていない安定感ある味わい。“開運”という名前も、新春にふさわしいですね」毎年、鑑評会出品酒として仕込まれたタンクの中から、土井社長によって選抜されお酒だけに「波瀬正吉」の名前をつけることが許されます。

『開運 大吟醸 伝 波瀬正吉』
価格:4860円(720ml)、1万800円(1800ml)

【土井酒造場】
住所:静岡県掛川市小貫633
電話:0537-74-2006
http://kaiunsake.com/

 

04.『達磨正宗 申年ブレンド』

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熟成古酒というジャンルを築いたともいえる『達磨正宗』による干支のお酒です。毎年、ユニークなデザインを楽しみにしているファンも多いこちらは、イラストだけでなく、中のお酒も干支にちなんでいるのが素晴らしいところ。昭和55年、平成4年、平成16年の申年の古酒をメインにブレンドされています。猿らしく、元気な酸のあるスッキリ軽快な仕上がりで、熟成酒ならではのナッティな香りも感じられます。「食後酒としても最適ですし、おせち料理に飽きたら、お肉料理などと合わせてもいいですね。常温やお燗で頂きたい味わいです。歴史を積み重ねた古酒を楽しみつつ、今年1年の抱負を語り合ってみてはいかがでしょうか」

『達磨正宗 申年ブレンド』
価格:1404円(720ml)、2700円(1800ml)

【白木恒助商店】
住所:岐阜県岐阜市門屋門61
電話:0120-735-373
http://www.daruma-masamune.co.jp/

 

05.『来福 純米大吟醸 超精米八%』

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精米度8%、つまりお米の92%を削り落として造られる希少な日本酒。時間をかけ、1トンの米を80㎏に精米しています。前代未聞、まさに“超精米”。当主藤村俊文氏が、コストを考えずにクォリティだけを徹底的に追求した結果誕生した地酒なのです。美しいブルーのボトルとラベルもスペシャル感を演出しています。「地元である茨城県産のひたち錦という酒造好適米を100〜120時間かけ8%まで精米し、醸しています。花酵母を得意とする来福酒造さんらしい上品な香りで、お米の大部分を削っているにもかかわらず、しっかりと味わいが感じられるのもさすが。新年の特別なお席で頂くのにふさわしい、このうえなく贅沢なお酒です」

『来福 純米大吟醸 超精米八%』
価格:8640円(720 ml)

【来福酒造】
住所:茨城県筑西市村田1626
電話:0296-52-2448
http://www.raifuku.co.jp/

 

御年賀にも喜ばれそうな縁起のいい日本酒の数々。ぜひお好みの1本を大切な方々とご堪能ください。

 

文/外川ゆい

選者/あおい有紀

写真/sono(bean)

 

【あおい有紀の〈気になる日本酒〉】一覧記事はこちら
http://www.premium-j.jp/yuki-aoi/

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 あおい有紀

フリーアナウンサー・和酒コーディネーター

テレビ、ラジオなど各媒体で活躍する一方、日本の食や和酒の魅力発信を積極的に行い、大切さ、楽しみ方を伝えている。フィールドワークを信条とし、全国の酒蔵に200回以上足を運ぶ。酒蔵ツアーや日本文化×日本酒のコラボイベント、様々な国籍の料理×日本酒のマリアージュイベントなどの企画・主催をはじめ、各地での講演、セミナー講師多数。ル・コルドン・ブルー日本酒講師。観光庁「平成25年度 官民協働した魅力ある観光地の再建・強化事業」にて、目利き役。女性向け日本酒本「日本酒日和」(舵社)監修。日本酒造青年協議会「酒サムライ」叙任。 

【資格】きき酒師、焼酎きき酒師、WSET(International Higher Certificate in Wines and Spirits)、一級フードアナリスト、日本箸教育講師など

 

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