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愛媛県喜多郡内子町『泉谷棚田の俵米』:「お米が主役」vol.10 柏木智帆

2016.01.05

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おばあちゃんが丁寧に編んだ俵米をギフトに

かつてお米は稲わらでつくった俵の中に詰めて保存・流通されていました。しかし、今では米袋が当たり前。米俵は店のディスプレーや時代劇の中ぐらいでしか見かけなくなりましたが、愛媛県喜多郡内子町にある「泉谷棚田」から、俵にお米を詰めた「俵米」がよみがえりました。

かつての米俵は1俵60kgですが、泉谷棚田の俵米は2.5kgと24分の1サイズ。米俵は「五穀豊穣」の象徴であり、「家内安全」「商売繁盛」の縁起物ともいわれているため、結婚祝いや正月祝いなど、さまざまな贈答シーンにおすすめです。

この俵米をつくったのは、泉谷棚田でお米づくりをしている85歳の土居ナミ子さん。もともと俵づくりの技術も持っていました。俵が利用されなくなってからはつくる機会がなくなっていましたが、町役場からの依頼を受け、小さな俵をつくり始めました。手作りの道具を使って、ゆっくりテンポよく編み上げて行き、1個につき2時間ほどかけて完成します。俵に使う稲わらは泉谷棚田で収穫したもので、中に詰めるお米も泉谷棚田で生産した減農薬のお米。棚田を丸ごといただく、贅沢なお米です。

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