仲村わいん工房 大阪メルロー2013「いますぐ飲みたい日本ワイン」vol.16 柳忠之

2016.02.03

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大阪の酒屋の頑固親父が造るワイン

今から5年ほど前のこと、府中にある酒屋の店長さん宅に伺った際、飲まされたワインの中に「こりゃ、すごい」と驚いた日本のワインがありました。ワイン名は「大阪メルロー」。ズバリ、大阪で造られたメルローです。

店長さんの話によれば、大阪で酒販店を営む仲村現二さんがほぼひとりで造っているそうで、発酵後のワインは瓶詰めまでの間、ステンレス製の小さなビア樽に入れて保存しているとか。なんとも手作り感いっぱいですが、その名も「がんこおやじの手造りわいん」という、カベルネ・ソーヴィニヨン主体のワインまであるそうです。

そもそも事の起こりは現二さんの父、光夫さんが、今から30年近く前に突然「ワインを造る」と言い出し、0.5ヘクタールの土地にブドウを植え始めたこと。光夫さんの熱意にほだされ、酒屋を継いでいた現二さんもブドウ栽培、ワイン醸造を手伝うことになりました。

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