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CSOピースシード×上野長一さんの『色々米』:「お米が主役」vol.15 柏木智帆

2016.02.09


在来稲を中心とした約50品種 お米の多様性を存分に

一目見ただけでも、わくわくする色とりどりのお米。「これが本当にお米?」と疑う人もいるかもしれません。見たこともないお米たちがぎっしりと詰まった「色々米」は、日本各地の在来稲を中心とした約50品種の玄米です。

種類は、赤米、黒米、緑米、熱帯ジャポニカ米、インディカ米、糯米など。さらにその品種名は、種子島紫稲、千葉赤米、櫻木の華、関取、愛国、黒神子、染分、熊本泉など、耳慣れないものばかり。玄米とは言え、糯米が多く含まれているので、浸水時間はごく短め、もしくは、浸水しなくても大丈夫。炊いている途中から部屋中にお米本来の豊かな香りが広がります。炊きあがりは全体的に赤みを帯びているものの、よくよく見ると、うっすらグリーンがかった緑米の粒や、黒米の粒などがモザイク状に混じり合っています。

「もちもちとして食べやすいので、普段は玄米が苦手という方にもおすすめのお米です」と話すのは、「色々米」の販売を手掛ける「CSOピースシード」共同代表の荒井紀人さん。2000年から、たねを守り継ぐさまざまなプロジェクトを千葉を中心としたローカルな場と、国連の会議などグローバルな場の双方で行っています。

それぞれのお米の特徴が混じり合った「色々米」は、おかずと一緒にそのまま食べたり、おむすびにしたりといったシンプルな食べ方から、リゾットやカレーなど味付けの濃い料理まで、品種の多様さゆえの懐の深さがあるお米です。「『色々米』は味が濃いので料理の味に負けません」と荒井さん。日本の主食の座が危うくなっているごはんですが、「色々米」のインパクトは食卓の主役級。その甘みと多様な食感を楽しみながら、脈々と続いてきた稲の力を味わえるお米です。

玄米がどうしても苦手という方は、まずは白米に混ぜて炊くと、お米がほんのりと色づき、ぷちぷちとした食感が楽しめます。白米と「色々米」を混ぜて研ぎ、炊飯器の場合は白米モードで普通に炊くだけで美味しく食べられます。

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