酒粕「その後の立春朝搾り」:「メイドインジャパン見つけた」 vol.3 渡辺ゆり子

2016.02.21

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始めての“立春朝絞り”は、フルーティでフレッシュ感のある繊細なお酒でした。日本酒慣れしていない私にもスルっと飲める感じ。振る舞ったお客様達にも大好評でした。もちろん、毎年の恒例にします。

そのお酒が届いたとき、なんだか白い固まりが一緒に入っていて。

ん? 一瞬なんだか全くわからなかったのですが。

もしかして、これが酒粕? お魚の粕付けとか、甘酒とか加工された物は見たり食べたりしているものの、原型は人生お初でした。

早速お酒屋さんに伺った所、今回頂いた開華の酒粕は料亭も欲しがる程のクオリティだとか。ということは…酒粕クッキングしないと、勿体ないわ。。。ということで、まずはチョコレート。

そうなんです、立春2月4日のすぐ後に迫って来ていたバレンタインデイ。

いつもは当然のごとくシャンパーニュ・トリュフを見よう見まねで作っていたのですが。初酒粕トリュフに挑戦することにしました。rd850_yryr_vol03_ph2
チョコ、酒粕、生クリーム、パウダーシュガー

材料はこれだけ。大変申し訳ないのですが、すべて目分量です(笑)。我家には秤がなくて。どうにかなるかなと、やってみました。

まずは、チョコレート、私は複雑な味になるように二種類使って、生クリームを少し入れて電子レンジへ。1〜2分。とろけすぎないように。

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オレンジ・コンフィ

オレンジ・コンフィも合いそうなので投入。グルグル混ぜます。

酒粕と同じくらいの固さになったら、酒粕をあわせます。

チョコレートと酒粕、3:2くらい。

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酒粕を滑らかにするのは大変ですが、そこはつぶつぶ感を楽しむという事で

混ぜ、冷蔵庫に30分程入れます。意外にすぐ固まってしまうので、今の時期だと室温でもいいくらいです。

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固まりかける前に冷蔵庫から出し(もしも固くなってしまったら、ちょっとだけ電子レンジへ)スプーンなどでクッキングシートの上に小分けします。

また冷蔵庫へ。粘土くらいの固さになったら取り出して(すぐなります。)

手で丸めます。

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パウダーシュガーをお皿に広げて、丸く固めたチョコレートを転がします。

手でもう一度丸くなるようにしながら余分なシュガーを落として、均一に着くようにします。

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チョコレート用のギフトボックスに入れます。完成!

簡単で、美味しい! これは売れるよと褒められましたよ。

シャンパーニュ・トリュフを作る時は液体なので材料をきちんと測って作らないと固まらなくて大変だったのですが。酒粕は、既に粘土みたいな固さがあるので混ぜやすいし、固まりやすいのです。是非お試し下さいませ。

 

おまけ。

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「酒粕レーズン」

酒粕を日本酒で溶いて滑らかになったらレーズンにまとわす。冷蔵庫で2〜3日寝かして、おつまみに。ワインにもぴったり。

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「酒粕の砂糖醤油焼き」

関西出身の年配の方に教えて頂きました。酒粕を薄く延ばして、砂糖と醤油を混ぜた物を塗って焼きます。小さい時のおやつだったそう。

ちなみに関西は酒蔵が多いから酒粕が普通にどこの家にもあるそうです。

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「甘酒」

酒粕にお湯を入れて小鍋で煮立つ前に止める。生姜や砂糖をお好みで。

冷やして飲むのもおすすめです。

 

更におまけ。

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「酒粕スクラブ」

酒粕とヨーグルトを適宜混ぜて、顔にパック。そのまま、スクラブして洗い流します。

 

最後になりましたが、以上の酒粕クッキングした現在、酔ってきました。

おやすみなさい。

 

 

取材・文/渡辺ゆり子

 

【渡辺ゆり子の〈メイドインジャパン見つけた〉】一覧記事はこちら
http://www.premium-j.jp/yuriko-watanabe/

 

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《プロフィール》

渡辺ゆり子

食空間のトータル・コーディネーター。その範囲は、テーブルコーディネートからフラワーアレンジメント、インテリアデザインに及ぶ。フランス開催のアートフローラル国際コンクールで日本人初の優勝。
シュバリエ ド シャンパーニュ 叙勲。

「LEON」にて「オヤジのトキメキダイニング」を2002年より連載、同誌最長の14年目に突入。
2016年10月末に新刊『小さな家を素敵に変えるアイデア』(講談社)が発売。

 

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