日本橋 逢坂:「食の王道」vol.18 広川道助

2016.03.10

 

「日本橋 逢坂」でプレミアム飲み放題を
薦めるのは、〆に「玉手箱」があるから

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ここ数年、宴会はすっかり「飲み放題付き」が標準になってしまいました。しかも2時間2000円が当たり前。私の周囲には大酒のみが多いので、この値段で大丈夫かと思うこともありますが、内容を精査してみると中身は値段に見合ったもので、うまく出来ているもんだと感心してしまいます。

しかし、それなりの年齢の仲間と楽しむとなると、もう少しプレミアムな酒を値段を気にせず、味わいたいものです。そんなワガママな要求に応えてくれる店はなかなかないのですが、一年ほど前、ついに誕生しました。

場所は日本橋。「三越前」駅から五分くらいの雑居ビルの4階です。「日本橋 逢坂」と聞けば、ピンとくる方もいるかもしれません。東麻布で日本酒割烹「逢坂」を営んでいた大坂和美さんが、こちらに新しい店を出したのです。以前より席数は多くなり、料理の幅も格段と広がりました。

コースは2種類。酒肴中心で肉料理までで一通りとなる7000円と、〆の料理まで楽しめる1万円です。中身は多少違うようですが、経験上7000円でよろしいかと思います。その代わり、飲み放題5000円を付けるのがお勧めです。

値段だけ聞くと高いと思うかもしれませんが、中身を知り、飲みだすと、こんなに楽しいシステムはありません。ビール、スパークリング、ワイン、焼酎、ウィスキー、日本酒と一通りが飲み放題で、なかでも日本酒のラインアップが素晴らしい。日によって替わりますが、ある日のメニューでは、而今特別純米、久保田純米吟醸、鍋島純米吟醸、福祝純米、三千盛純米大吟醸など20種類以上でした。日本酒のことを知らなくても店の「利き酒師」が料理に合わせて絶妙のマリア—ジュを適えてくれるのです。

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