食で四季を見る感じる「亀屋良長」の和菓子

2016.04.11

 

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200年以上の歴史をもつ和菓子店「亀屋良長」

亀屋良長は、京菓子の名門とうたわれた菓子司・亀屋良安から、享和3(1803)年にのれん分けされました。良質な湧き水で知られる四条醒ヶ井の地で現在まで営業しています。現在の店主は八代目。歴史の重みを感じます。

亀屋良長の店先には、地下80mから汲み上げた「醒ヶ井」の水があり、こちらは京の名水としても知られています。店先の井筒からこんこんとわき出る水を利用して作った和菓子を味わいを楽しむことができます。

創業以来の銘菓「鳥羽玉(うばたま)」は200年以上も昔から変わらず続く店を代表するお菓子です。黒糖入りのこしあんを寒天で包みケシの実を散らした「鳥羽玉」は、月に4万2000個も作られるそうです。

烏羽玉は「黒」や「闇」にかける枕詞。銘菓「烏羽玉」も漆黒のこしあんが魅力の一品です。こしあんに使われる黒糖は沖縄の波照間島産のものにこだわり、まろやかな味と深いコクを産み出しています。

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