銀座に旋風を巻き起こす 板前が全員女性という新たな割烹「つるとかめ」

2016.04.11

 

rd850_itamae1
目の前で繰り広げられるのは、女性による鮮やかな板前仕事

銀座に日本料理店は数あれど、昨年12月にオープンした「つるとかめ」ほど、溌剌とした個性を放つ店もないでしょう。銀座の割烹に新旋風を巻き起こすのは、7名の女性の板前たち。そう、ここ「つるとかめ」は、板前が全員女性という日本でも珍しい形態の割烹なのです。

店の扉を開けた瞬間から、訪れた人の気分を爽やかな気持ちにしてくれるもてなしが始まります。15席のカウンターの向こう側にいるのは、真っ白な調理服に身を包んだ女性の板前たち。清々しい笑顔と挨拶で出迎えられカウンターにつくと、調理場と客席の近さに驚きます。それも、各々が日本料理店で真摯に修行を積んだメンバーだけあって、その手さばきは見事なもの。ふぐの調理師免許をもつ板前もいれば、威勢のいい生きたスッポンをさばく板前もいて、目の前で繰り広げられるその様子は、大人の好奇心をくすぐるエンターテイメントそのものです。

rd850_itamae9
手前が板長の蒲原ゆば子さん

そもそも板前が全員女性となったきっかけを、同店社長は以下のように話します。
「“板前の世界=男性”という概念を覆したかったです。女性でもここまでやれるということと、女性が自分の好きな仕事に向き合うことの素晴らしさを、この店で表すことができればと思いました」

 

次ページ《板長が振る舞うのは、優しい味わいが心に残る日本料理