鹿児島 伝統と今と未来をつなぐ。「よきことをつなぐスイーツ フクレ」

2016.04.23

 

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鹿児島県には「ふくれ菓子」という蒸し菓子の伝統がある

鹿児島県には「ふくれ菓子」の伝統があります。ふくれ菓子は、黒砂糖、小麦粉、重曹を用いて作る蒸しパンのようなお菓子です。素朴な味わい、ふんわりとした食感が特徴で、一般家庭で作られたおやつです。古くから鹿児島県で愛されてきました。

鹿児島県をはじめ九州の銘菓となっている「かるかん(軽羹)」は米のかるかん粉と山芋、砂糖を用いた蒸し菓子で、これも発祥は鹿児島県、江戸時代の薩摩藩です。かるかんは約300年前、元禄時代の文献にすでにその言葉が見られることから、それ以前にすでに成立していたと考えられています。かるかんは薩摩藩主にも献上された高級菓子、ふくれ菓子は庶民の味という違いはありますが、薩摩藩・鹿児島県には「蒸し菓子」の伝統があり、藩民・県民に長く愛され続けてきたのです。

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