旭洋酒 ソレイユ ルージュ・クサカベンヌ2014 :「いますぐ飲みたい日本ワイン」Vol. 25 柳忠之

2016.04.13

 

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ワインは造り手の人柄を映し出す鏡

日本ワイン通のふたりに連れられて、このワイナリーを訪ねたのは3年前のことでした。訪ねたといってもブドウ畑や醸造施設を拝見したわけではなく、直売所でご挨拶しただけ。この小さなワイナリーを切り盛りしている鈴木剛・順子ご夫妻の姿を見るにつけ、ワインという飲み物は造り手の人柄を映し出す鏡だとつくづく感じたものです。

ワイナリーの名前は旭洋酒。山梨県の山梨市にあります。もともとはブドウ農家が収穫したブドウを持ち寄り、それをワイン(当時はブドウ酒といったでしょうね)にする共同醸造所でした。60年代に有限会社化されましたが、栽培農家の減少に伴い2002年に売りに出され、それを引き継いだのが鈴木夫妻だったのです。

ふたりとも勝沼の中央葡萄酒出身。剛さんは醸造を、順子さんは栽培を担当されていました。栽培と醸造のスペシャリストがタッグを組み、日本ワインの未来に挑みはや14年の月日が経ちました。

 

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