熱中症対策に塩を上手に使う:「本日もいい塩梅」 vol.4 青山志穂

2016.06.03

 

 

rd850_-Sio04_01 (1)
熱中症の仕組み

そろそろ気温も上がってきて、テレビからも「熱中症に気を付けましょう」という言葉が聞こえてくる時期になりました。まだまだ暑さのピークではない6月は、油断しがちで、実はとても熱中症の多い時期なのです。そこで今回は、塩を使った熱中症対策についてご紹介します。

汗をなめてみるとしょっぱさを感じることからもわかるように、汗の中には0.2%~0.5%くらいの塩分が含まれています。500ml分の汗をかくと、約1g~2.5gの塩分が失われていきます。成人男女は1日で約1リットルの汗をかいており、また、平均温度が30℃近い場合、室内では1日3リットル前後、外では1時間に500ml前後も汗をかくと言われています。もちろん、運動をすれば短時間でさらに多くの汗を排出することになります。

前回の記事でもご紹介した通り、人間は体内に適度な塩分がないと正常な生命維持活動が行えないので、汗をたくさんかいた時に水分だけを補給すると、体内の塩分濃度が極度に薄まり、危機を感じた身体は自然と体内のミネラルのバランスを保とうとして、入ってきた水分をそのまま尿や汗として排出してしまい、ミネラルバランスは改善されません。この体内のミネラルバランスの崩れが長く続くと、熱中症に繋がっていきます。

次ページ《熱中症を塩で上手に乗り切る

Area