「志村屋米穀店のギフト米」:「お米が主役」 vol.31 柏木智帆

2016.06.07

 

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「お米をつくるお米屋」で買える彩り豊かな鮮やかごはん

緑×黒。白×緑。白×赤。白×黒。
お米といえば白色が一般的ですが、実はこんなにも彩り豊か。鮮やかな色合いに惚れ惚れしつつ、どんな味がするのだろうと興味がそそられます。

白色のお米は、普段の食事で食べられているお米(うるち米)ではなく、滋賀県産の「羽二重糯」という品種の糯米です。

このお米を販売している神奈川県小田原市「志村米穀店」5代目の志村成則さんによると、「滋賀県産の羽二重糯は白くて美しいお米」。透明な袋に入れたギフト用商品のため、見た目も重視したそうです。
羽二重糯は、背が高くて倒れやすく、小田原市の気候ではうまく育たないそうですが、緑米と黒米は、なんと、志村さんが栽培しています。
志村さんはお米を販売するだけでなく、小田原市内の田んぼでお米の栽培もしている、「お米をつくるお米屋」なのです。

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おいしいお米と出会える「ごはん大好き研究所」

食べる際は、2色のお米を混ぜ合わせ、家庭で食べている白米1〜2合に対して大さじ1杯程度を加えて炊きます。
ここで「緑米×黒米をそのまま炊いたら、どんな色になるのだろうか」と、興味がそそられました。
やってみると…。

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意外にも、赤みがかった紫色のごはんに。

1粒1粒は、驚くほどつややかで、食感は、もっちりというよりは、しゃっきりプチプチ。玄米の甘い香りと、噛むほどに広がるうまみが楽しめました。

赤米は、いろいろ食べ比べたうえで選定した「紅染糯」という品種。志村さんは「赤米は、黒米や緑米よりも堅めなのですが、その中でも、この品種は柔らかくておいしい」と評価しています。志村米穀店の店内には「ごはん大好き研究所」の看板も。志村さんの飽くなき研究から、最近では「紅吉兆」という柔らかくておいしい品種の赤米にも注目。今後の採用を検討しているそうです。

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