ちょっと変わった塩の使い方:「本日もいい塩梅」vol.10 青山志穂

2016.07.15

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夏におすすめ!ちょっと変わった塩の使い方

いよいよ気温も上がってきて、夏本番。あまりの暑さと湿度に食欲が落ちて、あっさりした冷たいものが食べたくなる時期ですね。そこで今回は、「ちょっと変わった塩の使い方」と題して、夏に食べたくなるあの食べ物を塩でシンプルにおいしく食べる方法をご紹介します。

特に運動をした場合でなくても、夏は気温の高さによって思っているよりも多くの汗をかき、体内の塩分が気付かないうちに失われやすい時期です。それ以外の季節よりも、少し多めに塩分を摂取するようにすることをおすすめします。

なお、食材や料理の温度が体温より低い場合、温度が高い料理よりもしょっぱさを感じやすくなりますので、料理の温度によって塩加減を調節するようにしてみてください。

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そうめんを塩で食べる

まず1つ目は、夏の大定番・そうめん。
そうめんと言えば、醤油ベースやごまベースのつゆで食べるのが一般的ですが、実は塩で食べると、麺そのもののおいしさをしっかりと味わうことができます。

作り方はとても簡単で、そうめんを茹でてしっかり水気を切ったあと、青い草の香りのするEx.バージンオリーブオイルと塩とで和えるだけ。お好みでツナや千切りにした大葉をトッピングしたり、煎り白ごまを散らしたりするのもおすすめです。それだけで夏の清涼感を存分に感じられる一品になります。

おすすめの塩は、麺になじみやすい粒が小さめで、オイルの油っこさに負けない少し強めのしょっぱさがあり、でもうまみや甘味も持っている塩。岩塩よりは、溶けやすい海水塩が適しています。

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イタリアン?な豆腐の食べ方

次なる食材は、豆腐。いわゆる「冷奴」です。
冷やした豆腐を切って、大葉や生姜、花かつおなどの薬味を添えて、醤油をちょっと垂らしていただくのが一般的だと思いますが、これも、塩とオイルで食べることで、大豆の味がしっかりと感じられます。そうめんと同様、青い香りのするEx.バージンオリーブオイルか香ばしいごま油をかけて、塩をまぶすだけです。かける塩によって、豆腐の味の感じ方が異なってきます。

大豆製品にはカルシウムが多い塩が相性が良く、やはりなじみやすいように粒が細かく、溶けやすい海水塩がおすすめ。それ以外にも豆腐の場合は、対比効果で豆腐のクリーミーさをより際立たせるために、食感のあるフレーク状の塩をわざと合わせるという楽しみ方もあります。

そうめんも豆腐も、つゆやタレで十分においしいのですが、塩とオイルだけで食べることで、素材本来のおいしさを前面に引き出すことができます。日本には多種多様な塩があるので、ぜひ色々使ってみてくださいね。

取材・文/青山志穂

【青山志穂の〈本日もいい塩梅〉】一覧記事はこちら
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《プロフィール》

青山志穂

一般社団法人日本ソルトコーディネーター協会 代表理事・ソルトコーディネーター

東京都出身、沖縄県在住。大学卒業後、大手食品メーカーで商品開発等を担当。2007年に沖縄県に移住後、塩に魅せられて塩の道へ。塩の専門店で社内資格制度の構築や人材教育、商品開発を行ったのち、2012年に(社)日本ソルトコーディネーター協会を設立して独立。現在は、塩のプロフェッショナルであるソルトコーディネーターの養成講座のほか、全国を飛び回りながら、塩に関する講演をはじめ、テレビやラジオ、雑誌などへの出演、塩売場のコーディネートなどを行っている。著書に「塩図鑑」(東京書籍)や「琉球塩手帖」(ボーダーインク)など。公式サイト : http://saltcoordinator.jp 公式ブログ : http://blog.saltlabo.com

 

 

 

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