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特集「夏に呑みたい日本酒5選」:日本酒キュレーター あおい有紀さんが夏にぴったりな5本をセレクトしました

2016.07.19

NASA の気象学者が「2016 年は史上もっとも暑い年になる」と言ったり、7月 が連日 30 度を超えていたり、とにかく暑い今年のニッポン。暑い日のビールは お決まりだけれど、新たに知っておきたいのが“夏酒”というカテゴリーに属す る日本酒です。

そう聞くと、よ〜く冷えた冷酒に向いたものか発泡系の日本酒?と想像します が、あおい有紀さんによると、その世界はさらに自由でユニークでした。

「近年、夏酒をつくる蔵は増えていますが、実は明確な基準があるわけではあ りません。“夏に美味しく飲める”という条件を満たしていればよく、色んなバ リエーションがあります。冷やして美味しいものや発泡系はもちろん、アル コール度数を低くしてさらっと飲めるもの、酸度を高くしたスッキリしたもの、 みずみずしい味わいの生酒、ロックで楽しめる日本酒までさまざまなんですよ」

共通するのは、夏を楽しくしてくれる日本酒だということ。夏酒を知れば、新 たな日本酒の魅力を発見することもできるはず。

そこで、あおいさんおすすめ の夏酒を以下ご紹介します!

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01. HATOMASAMUNE 発泡純米酒 花火

 
青森県の鳩正宗株式会社がつくる夏酒は、シュワっとはじける泡が魅力。グラ スに出すと白く濁っており、“大人のクリームソーダ”なんて言われることも。

「活性濁りによる爽やかな1本です。瓶内で活性していて吹き出す可能性があ るので、少しずつ開栓してくださいね。酸度が高くジューシーさもあって、米 の旨味も感じられます。花火のラベルも夏祭り的でいいですね。よーく冷やし て飲んでみてください!」

価格:720ml 1512 円 1.8L 3024 円

■お問い合わせ
鳩正宗(株)
電話:0176-23-0221
http://www.hatomasa.jp

 

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02. 純米吟醸 Ice Breaker 無濾過生原酒

こちらはロックで飲むための日本酒で、なんとイギリス人の杜氏によりつくられています。蔵元は、京都府丹後の木下酒造。

「杜氏のフィリップ・ハーパーさんは、元は英語の先生として来日し、日本酒のファンになり杜氏にまでなりました。Ice Breakerはしっかりとコクのあるタイプのお酒で、ロックにして氷が少しずつ溶けていく過程を楽しむのがおすすめ。それでいて実はお燗にも向いているというまったく違う側面をあわせもつ日本酒です。名前には“お酒を飲みながらうちとける”という意味合いもあります」

価格:500ml 1069円 1.8L 2915円

■お問い合わせ
木下酒造有限会社
電話:0772-82-0071
http://www.sake-tamagawa.com

 

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03.いづみ橋 夏ヤゴ13 生もと純米

自社で米づくりも行っている神奈川県の泉橋酒造は、アルコール度数の低い夏酒を販売。

「この蔵元は“酒づくりは米づくり”がコンセプトで、酒蔵の隣に田んぼがあることから赤トンボをシンボルマークにしています。夏酒はトンボになる前のヤゴのラベルが目印。こちらはヤゴラベルのなかでもアルコール度数を13度まで落とした生もと造りのお酒です。
生もと造りなのでコクもありながら、爽やかな酸も感じられる辛口タイプかと思います。商品名は赤とんぼのヤゴが13回脱皮することと、度数の13をかけていますね」

価格:720ml 1512円 1.8L 3024円

■お問い合わせ
泉橋酒造株式会社 
電話:046-231-1338
http://izumibashi.com

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