グルメ

「米達磨」のプリンセスサリー:「お米が主役」 vol.43 柏木智帆

2016.08.30

rd850_14067486_10153668946096331_4596877414253778498_n

香ばしい香りが広がる 日本産のインディカ米

細長いお米といえば、東南アジアの国のお米。インドのバスマティライス、タイのジャスミンライスなど、エスニック料理店で食べたことがあるという方も多いと思います。

こうした細長いお米。最近では、日本でも生産されるようになっています。

群馬県藤岡市の「上州百姓 米達磨」が、農薬や化学肥料を使わずに生産しているのは、「プリンセスサリー」。バスマティライスと日本のお米を掛け合わせて育成したお米をルーツに持つ品種です。

カレーに合うお米をつくろうと、カレーが大好きな農園主の山口俊樹さんが2013年からプリンセスサリーの栽培を始めました。決め手となったのは、香り高さと炊きあがりのぱらり感。ごはんの蓋を開けると、香ばしい香りが広がります。細長いながらも、しっかりとした弾力を楽しめるお米。ぱらりとしていても、パサパサではなく、滑らか舌触りを楽しめます。「どろりとした日本のカレーに合うのは日本のお米。プリンセスサリーは、インドで生まれたお米がルーツにあるので、さらりとしたインド系のスープカレーに合います」と話すのは、妻のあきらさん。お米の産地と食文化との関係を改めて感じるお米です。

rd850_IMG_7391
夏でもさらりと食べられる 軽やかなお米

インドで育ったバスマティライスのDNAが入っているプリンセスサリー。ぱらりとしたお米は、暑い夏の時期でもさらりと食べられます。

「夏場は食欲がなくなり気味。そんな時は特に、バラバラした食感のプリンセスサリー米がおすすめ。お疲れ気味の身体を癒してくれます。体と会話をしながらお米を選んでもらえれば」と、あきらさん。

 米達磨では、プリンセスサリーを白米でも販売していますが、「気軽に玄米を楽しんでほしい」という思いから、メーンに打ち出しているのは玄米。長細い玄米は、お店ではなかなかお目にかかれない珍しいお米です。

次ページ《ひと工夫で多様な食文化を楽しむ》

Area