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地元九州の名産とカカオの意外な出会い。カカオ研究所のチョコレート 3選

2016.09.12

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 長崎が生んだ大人の味「ざぼん漬け」がチョコレートに

ていねいに作られたチョコレートに、風味豊かなアクセントを加えているのは長崎県伝統の蜜菓子「ざぼん漬け」。福岡県の八女抹茶や、九州産トマトを合わせたチョコレートも。福岡県のカカオ研究所が手がける「九州チョコ」です。

ざぼんは、サッカーボールほどの大きさの実になる柑橘。採りたてはアクが強いので、スライスしてゆで上げてから、蜜でコトコトと煮てざぼん漬けにします。酸味はなく、独特な甘みとほど良い苦みがある大人のお菓子。地元では古くから愛されている故郷の味です。コクと旨みが強いことで知られる八女抹茶も、九州ならではの食材。他の抹茶チョコレートとは一線を画す濃厚な味わいとなっています。

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チョコレート界のサード・ウェーブ「ビーントゥバー」

コーヒー界を大きく変えたサード・ウェーブが、チョコレート界にも訪れているのを知っていますか? その在り方は「ビーントゥバー(Bean to Bar)」と呼ばれ、カカオ研究所の核となっています。

これまでチョコレートは、すでにブレンドされた板チョコレートを溶かし直して独自の味付けをする製法が一般的でした。しかしビーントゥバーは、カカオ豆を仕入れて焙煎、粉砕するところから、板チョコレートになるまでの全製造工程をすべてひとつの工房で行うのです。代々の菓子製造販売会社を引き継いで20数年を務め上げた中野利美さんと中野富美子さんが、また一からカカオ研究所を立ち上げたのも、ビーントゥバーとの出会いからでした。

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