グルメ

おにぎり×おりがみ=「オリニギリ」:「お米が主役」 vol.49 柏木智帆

2016.10.18

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日本の遊び「おりがみ」×日本のソウルフード「おにぎり」

「おにぎり」でもなく、「おりがみ」でもない、「オリニギリ」を知っていますか?

おにぎりも、おりがみも、日本の伝統的な文化。その2つを掛け合わせた新たな試みです。ごはんを手でむすばずに、ごはんを乗せた紙を「おりがみ」のように折っていくことで、「おにぎり」が完成。温故知新とも言えるユニークなおにぎりです。

手順は簡単。台紙の上にラップを敷き、21センチ角の海苔を乗せ、炊きたてのごはんを乗せます。ごはんの上に具を乗せたら、台紙を折っていきます。しっかりと折り曲げてから台紙を開くと、あら不思議。いつの間にか、おにぎり、いや、オリニギリが完成しているのです。

「工作でおにぎりをつくるというこれまでになかった新しいかたち。一方で、おりがみという伝統的な概念でおにぎりをつくることでもあるのです」と話すのは、開発者の新田知生さん。おにぎり屋さんではなく、一級建築士で建築設計会社「向日葵設計」の代表です。

オリニギリの形のバリエーションは、現在までで40種類弱。2つのおにぎりがつながった「共有」、3つのおにぎりがつながった「仲間」、平たい羽根のような形の「千鳥」など、1つ1つの形に意味が込められています。

オリニギリの楽しみ方は、工夫次第でどんどん広がります。たとえば、「共有」をつくる際は、右側にタラコ、左側にシャケを置くと、同時に2種類のおにぎりが完成。さらに、2つのおにぎりを切り離すと、昔懐かしの棒アイスのように2人で分けて食べることができ、まさにおいしさの「共有」ができるのです。

 

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