グルメ

「お米が主役」 vol.58

「サムライ煎兵衛」の食べ比べ:お米キュレーター 柏木智帆

2016.12.20

お米の品種特性を活かした3通りの食感

お米や日本酒、ワインなど、さまざまな食べ比べや飲み比べがありますが、「煎餅の食べ比べ」を体験したことはありますか?

ごはんの食べ比べをするお米マイスターも、日本酒の飲み比べをする唎酒師も、ワインの飲み比べをするソムリエも、きっと煎餅の食べ比べをしたことはないに違いありません。

北海道産100%の「サムライ煎兵衛」は、3つの品種のお米を使って3通りの食感の煎餅を展開しています。

「ゆめぴりか」を使った煎餅は、「しっかり・かた焼き」。もっちりとしたお米は煎餅にすると堅くなる特性を生かして、厚めに堅めに焼いています。

「ふっくりんこ」を使った煎餅は、「あっさり・うす焼き」。さらりとした食感のお米の特性を生かして、薄くて軽やかで、サクサクとした心地よい歯ごたえに仕上げています。

そして、「おぼろづき」を使った煎餅は、「ざくざく・あらごし」。契約しているお米農家がつくるお米は割れたお米を混ぜて、ざっくりとした食感が楽しめるようにしています。

20161220(2)北海道米の品種展開の幅広さとバランス感を生かしきった多様な味わい。
バリン。サクッ。パリッ。ザクッ。
食べたときのオノマトペを比べて楽しむこともできます。

煎餅の食べ比べは、サムライ煎兵衛代表の三瓶匡祥さんのアイデア。
「お米でそのまま食べるよりもお米の特徴が分かりやすくなり、食感と厚さを変えることでお米の風味を感じやすくなります。こういうお米の食べ方もあるということを知ってほしいと思ったのです」

今後は、「ななつぼし」や「ゆきひかり」といった品種のお米を使った煎餅も開発予定だそう。北海道米の味わい方がますます広がりそうです。

 

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